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2024年07月06日

やっぱりいた!

やっぱりいた!




7月になって猛暑が続いている。今年の梅雨は降れば大雨、晴れれば猛暑という予報だが、先月28日は関東でもまとまった雨が降った。その雨の影響も収まってきたかという3日と4日の2日間、釣りにいってきた。

1日目は今年、新規開拓のイワナの渓へ3回目の出撃。道すがら川を眺めるとまだちょっと水が多いかなというところだが、濁りはない。

7時半に林道入り口に到着。先行する車はいなかった。今回はこれまでよりも上流域を探索しようと林道を40分ほど歩いてから入渓してみた。


やっぱりいた!


相変わらずクマの出没は各地で報告されていて、釣り人が被害にあったニュースも耳に新しい。念のため、おもちゃのピストルをパンパンと鳴らしながら歩いた。

この辺りでいいかというところでけもの道か釣り人か判然としない踏み跡をたどって斜面を下る。


やっぱりいた!


下りてみると高低差の大きな段々と落ち込みの流れが目の前にせまっていた。下りてはみたもののこれだともう一度上り返して巻かないと先に進めそうになかった。

仕方がないので200メートルほど下流にくだってすこし穏やかな部分で竿を出してみることにした。


やっぱりいた!


こんな平らな瀬もあるのだが反応は得られない。流れはまた段々に変わり、けっきょく入渓地点にもどるまで無反応だった。

もういいか、無理してこの先にいってもいいことはなさそうだ。この渓は下流部のほうが魚影が濃いことはわかった。


やっぱりいた!


林道をテクテク下る。標高900mから1000mの間なのだが谷は湿度が高いので下りとはいえ汗が噴き出す。


やっぱりいた!


上流部をちょっと探った時間も含めて往復2時間半ほどかけて下までもどってきた。再入渓してすぐの岩陰でさっそく反応があったがフッキングはしなかった。上ではまったくの無反応だったからイワナからのコンタクトがあっただけでほっとする。


やっぱりいた!


今度は落ち込みからの流れが沈み石にぶつかるところで出た。


やっぱりいた!


18㎝ほどだがきれいなイワナだ。これまで2回の釣行では数はそこそこ、サイズは1回目が27㎝、2回目が24㎝をキャッチしている。今回は夏本番の釣行だからさらにサイズアップもできるんじゃないかと期待していた。


やっぱりいた!


そして期待の大場所、前回の釣行では出たけれど乗せられなかった場所だ。落ち込みからの強い流れが岩盤にぶつかりながら徐々に流勢をおとしていく、水深も深すぎずいかにも大物が潜んでいそうだ。

しかし、立ち位置の頭上は枝に覆われていてロッドを振るスペースがない。できるだけ右岸寄りにウェーディングしてロッドを左岸側に倒して頭上の枝をよける。だが右に倒したロッドもやっと振れるスペースがあるだけなので油断するとすぐ左岸の藪にフライを取られてしまう。

苦労しながら何度もキャストを試みる。そしてやっといいポイントにフライが入った。勢いのある流れが沈み石にあたってもやもやと崩れるところでモコっと水面が盛り上がった。

ヨーシ、いいサイズだ、やっぱりいたぜ!
こいつは逃したくない、慎重にいこう。
ム、重いがゴンゴンいわない、ゴミでも引っかけたかと不安になる。
頭上の枝がじゃまでロッドを立てられないので前に倒したまま後ずさって枝をクリアする。いま走られたらアウトだ、頼むおとなしくしていてくれ。

頭の上が開けてやっとロッドを立てる、とたんにゴンゴンと頭を振り始めた。でかい、尺ものかもしれない。腰を落としてロッドを左右にためていなす。イワナが浮いてきた、あと少しだ。


やっぱりいた!


ひやひやさせてくれたがネットに収まったのは30+㎝、期待に応えてくれた尺イワナだった。


やっぱりいた!

やっぱりいた!


獰猛な面構えのオスとは違い、やさしい顔をした美しいメスのイワナだ。釣れればいいなと期待はしていたが本当に釣れるとは正直いって思っていなかった。やっぱりいた!手にしてみれば高揚感よりも脱力感のほうが強いような不思議な感覚だった。

尺イワナの余韻を胸に残して先へすすむ。


やっぱりいた!

やっぱりいた!


肩口の岩の下で18㎝。


やっぱりいた!


①のポイントで出たイワナが一気に×まで走ってティペットが岩に触れたか無念のフックアウト、これも尺近くあった。
②で出たのもでかかったが、乗らなかった。まさか①のイワナじゃないよな?
③でかけたのは8寸ほどだったがテンションを感じた瞬間に抜けた。

うわ~、1か所で3回出て3回ともとれなかった、しかも良型だ、ショックはでかい。尺を手にしたあとだからまだ救われたが、あの魚をとれていなかったら、もう釣りやめる、といいたくなるような無力感に襲われる。


気を取り直して今回のラストポイント。ここで出たら気持ちいいだろうな~!


やっぱりいた!

やっぱりいた!


この岩の下、出ろ!ウリャ!


やっぱりいた!


気持ちよく出てくれた20㎝の美形イワナ、これはもうサイズじゃない。


やっぱりいた!


この絶妙なるグラデーション、文句なしにきれい!


これにて1日目は終了、2日目は上野村本谷で尺ヤマメを釣る(つもり)ので山を越えて大きく移動。


やっぱりいた!


夜のひとり宴会は豚の肩ロースとネギを焚火であぶる。


やっぱりいた!


シンプルにニンニクしょう油で食う、うまい!酒がすすむ!明日も尺だ!!





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