2020年02月28日
解禁直前ほんの小ネタ
解禁準備のタイイングは日に数本ずつという感じで相変わらずぽつぽつとやっている。これはもう思いついたパターンをただ場当たりに巻いているだけで解禁準備ともいえないような気がしている。今年の解禁は上野村でライズをねらいたいと思っていて、2泊3日のぜいたく釣行を予定している。今日はウェーディングシューズのほころびを接着剤で補強したり、リールからラインを引き出してメンテナンスをした。リーダーも新しいのに取り替え、ミッジングを想定したティペットを結んで準備もほぼ万端だ。
ところで釣り場についてはやる心を抑えながらいざリールからリーダーの先端を引き出そうとしてその先端が巻きこまれてみつからなくて焦ったなんて経験はないだろうか。知らない間にスプールが回ってしまってリーダーなりティペットなりの先端が消えてしまうのだ。老眼の眼を凝らして極細のティペットの先端を探すのはイライラして精神衛生にまことによくない、釣果にも影響が出そうだ。これを防ぐためにリールの裏側に貼り付けておくようなティペットキーパーのようなものもあったりするのだがこれはいつの間にかはがれてなくなっていたりするし、裏側がプレート状になっているリールでないと使えない。
しかたがないのでティペットを長めにリールから引き出しておいてからリールケースにしまったりするのだが、そうするとティペットの先端がなにかに絡んで縮れたりしてこれもまたイラっとするのだ。そこで昨年おもいついたティペット先端紛失防止の小ネタがあるので紹介してみたい(ほんとにしょうもない小ネタだけど・・・)
長さ20㎝ほどのヒモをループにしたものを作る。このヒモはランディングネットコードを作る材料のアクセサリーコード、パラシュートコードの細いやつだがナイロンの細引きならなんでもいいだろう。ループの結び方はいわゆるユニノット(2回転で十分)というやつで結び目がコードの上を自由に動くことがキモになる。
このループをリールのハンドルとフットに引っ掛けて結び目でないほうのコードを引いてループを絞ればスプールが固定されて回転しなくなりしたがってティペットが巻き込まれてしまうことがなくなる。
これだけ。小ネタというのもあまりに小ネタすぎるのだが、意外と便利。この細引きのループはいくつか持っていると色々使えるのだが、リールネタとしてもうひとつ。
ロッドのリールシートとリールには相性があって細身のリールシートだとリールのフットによってはセットできなかったり、できても辛うじてフットがリングに引っかかっている程度だったりすることがけっこうある。こういう組み合わせだとロッドを振っている間にリングがゆるんでリールが外れてしまうことがあるのだ。深場に立ちこんでいてリールを落とし、悪いことにドラグが緩めだったりすると悲惨で最悪の場合バッキングまで全部引き出さないとリールが回収できないなんてこともある。岩の上に落としたときは間が悪いとスプールやハンドルが歪んでしまうなんてことも何度か経験した。
リールの落下防止にループを使う。ループにロッドのリールシートを通しておいてからリールをセットする。
リールシートの上で1回ループをひねってからエンドキャップをループにくぐらせる。
コードを引いてループを絞る。
まあ見た目はちょっとというところだがこれで万が一リングがゆるんでリールが外れてしまっても落下してしまうことはない。リールというのは高価なものだからといって頑丈にできているわけではないから、ギリギリで止まっている状態で心配だという時には保険の意味でこうして固定しておいたほうが安心だ。心配しながらロッドを振っていては釣りに専念できないがそのストレスから解放されれば釣果もアップするというものである?
手元にちょうどいい細引きがないという場合はティペットのスプールに付いているゴムのリングもリールの回転防止には使える。
こっちのほうが使いやすいかもしれない。
落下防止に使うのは強度的にちょっと不安な気もする。

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Posted by wind knot at 23:36│Comments(0)
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