2018年11月16日
上野村のハコスチリベンジ?
先月の半ば過ぎに上野村の冬季釣り場でボウズを食らってからほぼ1か月、天気もよさそうなので腰が痛むのをなだめながらリベンジをねらいに行ってきた。昨日は天気はいいのだが今シーズン一番の冷え込みとかでとにかく寒かった。
紅葉はもう終盤なのだろう駐車場前のプールは風がなければ対岸の木々の色を映してきれいだが水面に浮かべたフライはやや見づらい。
朝の気温はたぶん3℃ほどで水温は測らなかったがすねのあたりまで立ちこんでいるだけで冷気が上まで伝わってくる。しばらくすると体全体がふるえてくるほど寒かった。
この寒さなのでまずはドライフライの選択はないだろうといつものようにルースニングでスタートした。初投にだけ反応するが何度か投げるとすぐに無視するかよけるようになってしまう。それでも何度かフライが口に入ったり、マーカーがかすかに止まったりの反応があったのだがどうも一瞬で吐き出されてしまうようだった。
こりゃリベンジどころじゃないかもと少しあせり始める。マーカーに興味を示す魚がいたのとプールの中ほど、開きにかかるあたりで小さなライズが始まったのでだめもとでドライフライを投げてみることにした。
ライズリングはごくかすかなもので始めは落ち葉がつくる波紋だと思っていたのだがよく見るとライズだった。だがハコスチのライズにしてはいかにもはかなげな波紋だ。ヤマメかウグイか、ヤマメならそれはそれでちょっとうれしいのだが。
♯14をキャストしてみると反応はあるのだがやはり魚が小さいのだろう口に入りきらないように見えた。すぐにサイズを♯16に落とす。流心の周りの流れに変化があるいくつかの場所でポツポツとライズがある。最初にねらったライズが止まったところで流心越えのライズをねらった。
ファーストヒットはやはりヤマメだった。流心越えのライズは多少警戒心も薄いのだろうかきれいな出方をしてくれた。だがヤマメはここでのターゲットではないので手早く写真をとりリリースする。
ヤマメが釣れた瀬脇の少し上流、ほぼ流心だが流れがゆるくなり始めるあたりで大きな頭がフライを襲った。よし、今度はニジマスだとロッドを立てる。水面から飛び出した頭はずいぶん大きく見えたのだが引きはハコスチにしては物足りなかった。
30㎝あるかどうかといったニジマスだった。とりあえずボウズは免れたがリベンジ成功というには少しばかり気が引ける思いがした。
あまり寒いのでお湯を沸かしてコーヒーをいれたり熱いスープを飲んだりして暖をとった。なだめていた腰がどんどん痛くなってくるので駐車場前からほとんど動かずにいたのでよけいに寒かった。
釣果のほうはニジマスを3匹追加、3匹といっても1匹は手のひらサイズの稚魚だった。さっきのライズとは場所が違うが同じような感じの小さなライズがあったのでニジマスの稚魚が群れているのかもしれなかった。冬季のニジマス釣り場を始めてから数年がたつので自然繁殖が始まっているのだろうか。
皮1枚のフッキングだったハコスチを足元でばらしたのが1回、ドライフライをガバっと飲み込んだと思えたすっぽ抜けが5~6回あって半分でもものにできていれば大手を振れたのだが、辛うじてのリベンジ達成?だった。

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Posted by wind knot at 10:53│Comments(0)
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