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2019年05月29日

南会津釣行

南会津釣行




 5月25日から25日にかけて行われたやまゆきかわゆきさん主催の里見栄正ドライフライスクールに参加してきた。里見さんのスクールに参加するのは2年ぶりになることもあり、今回は24日に前乗りしてさらに26日まで居残りするというぜいたく釣行だった。

 24日の朝6時すこし前に自宅を出てやっぱり会津は遠いな、と思いながらも3時間半ほどで南会津に到着。まずはやまゆきさんにうかがってあいさつとともに釣り場のマル秘情報などを仕入れ、もちろん釣り券も購入、さあ釣るぞと釣り場に向かった。



南会津釣行


 教えてもらったポイントに着くまでに7~8台ほどの車が止まっていた。そう、ここは超が付くほどの人気河川なのだが、それでも釣れてしまうというふところの深い川でもある。釣れるということは大事だが、なにより川が美しい水が美しい、たとえ釣れなくてもここでロッドを振れればそれだけで、といってもいいような川なのだ。フライを浮かべればガバっていう川ではないから技術を磨くにはうってつけということもある。などと釣れなかったときの言い訳みたいなことを並べてしまったが、釣果のほうはまずまずだった。


南会津釣行


 まずは瀬脇のゆるい流れでファーストヒット。


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 なにはともかく1匹目が釣れてほっとする。ちょうどネットの内径いっぱいくらいのイワナだった。
 ほんとうは檜枝岐まで足をのばそうかと考えていたのだが、あちらはまだまだゆきしろがガンガンらしい、この辺りはもうまったくの平水だった。この川には昨年も2度訪れているのだが一度目はゆきしろがおさまっておらず、二度目は大雨のあとで水が高かった。平水がどのくらいなのかわからないが思ったよりもずっと水は低い印象だった。

 となると人気河川ということもあって魚たちは走る走る。どうも岸に近いあたりの小さなスポットに付いているようなのだが、ひとつ瀬頭を越えると自分の真横からびゅーんとイワナが上流に飛び出していくのを何度も眺めた。ただ、それだけ魚影は濃いのだ。ここまで来たんだ、関東の渓流より楽ができるだろうと気が緩みがちになるが、決して楽はせさてくれないぞと気を引き締めて川を歩く。


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 2匹目はお約束の石裏だった。


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 石裏といっても砂混じりの白っぽい底の色を映した透き通るような肌のイワナだ。
 


南会津釣行


 空は快晴で川面を照らす陽光がまぶしい。川底が白っぽいので日陰と日向のコントラストが強烈だ。


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木漏れ日がいくつものスポットライトを落とすポイント


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 緑のカーテンを透かして注ぐ光にイワナも緑に染まってしまうがこのイワナも白っぽい体色、いつもの群馬のイワナとはまったく違う魚のようだ。


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 岩盤から砂礫に底の状態が変わるあたりで釣れた。


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 だいたいサイズは20から24㎝といったところで大物にはお眼にかかれないがどのイワナもよく引いてくれるしなによりこの美しさだ、サイズのことはいうだけ野暮ということだろう。


南会津釣行


南会津釣行


 いつも行く群馬県の渓流はもっと落差がある山岳渓流といった渓相が多いのだが、この川は穏やかに流れ続けていく。ポイントは石裏や反転流だが、けっこう瀬脇や開きでも反応がある。遡行中になかだるみな区間もあったがもうそろそろ宿に向かうかというころになってまたよくなってきた。なかなか退渓のふんぎりがつかない。


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 左側のかなり早い流れから飛び出してきた。


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 この日初めてのヤマメがかかった。かなり上流部に入っているのでイワナばかりだと思っていたのだがヤマメもいたんだ。長さはイワナのアベレージよりも小さいが体高があるせいかこれもよく引いてくれた。



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 左側に突き出した岩盤の向こうに魚影が見えた。いいサイズだ。しばらく見ていると少し小型のイワナがもう1匹いる。砂底のゆるい流れにぽっかりと浮かんでいるイワナ、ずっと眺めていたいくらいだがそういうわけにはいかない。もちろん大きいほうをねらうがどっちが食うかはわからない。2匹とも食わずに逃げ出さないように慎重にキャストする。何度かのキャスト、フライに興味はしめすが食うところまではいかない。大きいほうがやる気があるようにも見える。

 やや右側に振れたフライをゆっくりとイワナが追って口を開くのがよく見えた。


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 フライをくわえてくれたのは残念ながら小さいほうのイワナだった。それでもアベレージサイズだ。理想的ともいえるようなサイトフィッシングを堪能させてもらえた。


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 けっきょく宿の夕食に間に合うぎりぎりまで釣りをしてしまった。スクールの2日間は「釣る」ことよりもスキルアップのための時間だから前乗りのこの日に釣りはたっぷり楽しんでおきたかった。爆釣というわけではなかったが十分に楽しめた南会津の1日目だった。


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