2019年04月07日
ライズゲームに痺れ、谷でイワナに会う
前々回の投稿で最近は上野村で痺れるようなライズに出会えていない、と書いたが今回の釣行(4月4日、5日)では久しぶりに痺れさせてもらうことができた。
上野村の桜はまだつぼみだったが、ヴィラ裏のこちらの桜は品種が違うのだろう今がまさに満開だった。
渓流の釣りをしていると下界の桜が散ったあとも、これからまだしばらくの間は花を楽しむことができる。4月の中下旬、鯉のぼりが空を泳ぎだすころ満開の桜を眺めるというのは下界ではできないことで釣り人の特権のようなものだと思っている。
さてライズである。8時すぎにヴィラ裏につくとすでに数人のフライマンがロッドを振ったり準備をしたりしていた。ポツポツとライズも見られるようだった。逸る気持ちを抑えてまずはコーヒーを入れて一服する。入るすきもない盛況だとこうはいかないがこの日は入れる場所はいくらでもあったし、ヤマメたちは広範囲にわたってライズしてくれていた。
少し下流の広いプールに落ち着いてライズを眺める。ユスリカのハッチはあるようだ。ユスリカ、シャック、ストーンフライ、ライズを誘う流下がなんなのか、まあいずれミッジの釣りには違いない。
とりあえずは先日巻いた♯20のユスリカ?を結んで見た。だがバリバスの2120WBというフックは♯20といっても2300のウルトラミッジなんかに比べると二回りくらい大きい感じでとてもプールの繊細なライズをねらうのは難しそうだった。案の定でまったくといっていいほどに反応が乏しかった。カーブフックに巻いた半沈みタイプを流しても同じだった。
このフライはもっと流れのはっきりしたポイントでのライズを想定したものなのでこれはこれで想定内といえる。それではと2300ウルトラミッジの♯20に巻いたユスリカを投げてみた。今度はフライを見にはくるもののフンっとばかりに見切られる。スレたヤマメたちはハックルをいやがるというこれも想定内。だがあとはストーンフライかCDCしか持ち球がない。ハックルをいやがるとすればCDCユスリカだが、これを使うとなると0.3号を使っていたティペットをさらに落として0.15号にしないと不自然だ。
久しぶりに0.15のティペットに♯24のCDCユスリカを結んで投げてみることにした。ロッドはお手製の7’6” ♯2を振っている。リーダーシステムは6X12ftのリーダーに7Xのティペットを2ft 先端には0.15号を2ftつないである。これでどうだ、と渾身のキャスト、出た!切れた!!!
0.15のティペットを結んで渾身のキャストなんかしてはいけない、合わせもつい渾身になってしまった。わかっているはずなのについ力が入ってしまう。いけないいけないとため息をつくが出ることはわかった。しばらくこのフライで様子を見ることにする。
ところが何度かあったヤマメからのアタックはことごとくすっぽ抜け、フライが♯24と小さすぎるかと♯22に上げてみると今度は食わない。こうなると最初の合わせ切れがなんとももったいないものに思えてきた。
CDCはあたりがなくてもキャストを繰り返していると水分を含んでだんだん浮かなくなる。そうなるとこちらの気持ちも沈みがちということになって負のスパイラルに飲み込まれてしまう。CDCに見切りをつけて最後の切り札ストーンフライを投げてみることにした。CDCもストーンも今年は巻いていないのでこれまでのストックで対応する。ストーンフライは在庫が少ないのであまり使いたくないのだがそうはいっていられなかった。
結果はすぐに出てくれた。ライズを繰り返していたヤマメを何度目かのキャストで仕留めることができた。
このヤマメのストマック、ほとんどがシャックのクズのようなものでユスリカピューパらしいのがふたつばかりはいっていた。CDCユスリカに反応したのは極小のごみだかなんだかわからないがなんとなく餌っぽいものが流れてくれば食うやつもいるということだろうか。ストーンフライで釣れたということは、ストマックには入っていなかったがひょっとするとカワゲラのハッチが始まっている可能性もあった。
その後もこのフライで数匹のヤマメをキャッチ。ツーッ、ツツッとアクションを加えて誘ってもよかった。誘いを入れたフライにはまったくブラインドの位置からヤマメが飛び出してくるのでいかにもエキサイティングな釣りになる(すれるのも早いが)。
2匹目のストマック、今度は崩れていないメイフライのシャックと食べたばかりのストーンフライが出てきた。やはりハッチが始まっていたのだ。フライのサイズも本物とほぼ同じでマッチザハッチの釣りとしては大正解だった。
最後にひれピンを1匹釣って支流に移動することにした。
ここは先月の半ばに来たときはまったく反応も得られず時期尚早とあきらめた川だ。あれから20日ほどたって今回は気温もずいぶんと上がっている。なんとか1匹でもネイティブな魚に会いたいと思ってやってきた。ほんとうは少し歩いて上流から入渓したほうがよさそうだがいつもの通りですぐにロッドを振りたくなる。幸い入渓してしばらくの平瀬で飛沫があがった。
うっすらと残るパーマークに散りばめられた白点が美しいイワナだった。この1匹でほっとしたがその後は魚からのコンタクトもないまま釣り上がっていった。
ここはいてもよさそうだという岩陰にフライを浮かべるとすっとフライが消えた。
いかにもイワナらしい食い方だった。姿を現したのは見事に真っ黒な谷のイワナ、黒い肌には濃いオレンジの斑点が散って最初のイワナとはまったく異なった自然の妙を見せてくれた。
やはりここはイワナの渓かと思ったが、そのあとヤマメが2匹釣れた。
2匹とも錆が濃く残ってC&Rの色白なヤマメとは好対照だった。
今回もWindknot のスタンプを色んなところに隠してあります。お暇なかたはどこに隠れているか探してみてください。

にほんブログ村
Posted by wind knot at 17:40│Comments(0)
│フライフィッシング