2018年10月21日
天国と地獄
先週の17日(水)と18日(木)、禁漁後はじめての管理釣り場へ出かけた。水曜日は赤久縄へその日は山を下って上野村に移動してまほーばの森でキャンプ、木曜は上野村の冬季釣り場でハコスチをねらうという計画だった。
禁漁後の管理釣り場としては今回の赤久縄、上野村の冬季釣り場、それに秩父フライフィールドと丹沢ホームなどをよく利用してきた。ところが今年は秩父FFが進入路の工事ということで年内休業、丹沢ホームはやってはいるが宮ケ瀬側からの林道が崩落で通行止めと少しばかり困ったことになっている。丹沢ホームには秦野側から遠回りをすればいいので来月には行ってみたいと思っているが、ちょっとおっくうなことには違いない。
もっとも赤久縄には昨年は9月に一度いったきりで、禁漁後には行かなかったのだが今年は何度か通うことになりそうだ。
1年ぶりの赤久縄のルアーフライエリア渓流ゾーンのスタート地点、水はちょうど適水量だった。相変わらずの魚影の濃さだ。
さっそくの1匹目はイワナだった。この渓流ゾーン、釣れるのはイワナが多いという記憶があるが、今回もイワナでスタートできたのは幸先がいいかもしれないと思った。ここのホームページを見ると下のプールなどに放流したイワナが秋になるとこの渓流ゾーンを登っていくということらしい。
今回はちょうどこの遡上のときにあたったのだろうか、フライを浮かべるたびにヒットが続いてなかなか先に進めないくらいだった。
ときおりヤマメやニジマスも混じるがやはり釣れるのはほとんどイワナでちょうど朝9時からスタートして10時までの1時間でなんと16匹の釣果だった。朝霞ガーデンでもこうはいかないというハイペースで釣れ続けたのだ。
落ち込み脇の緩流部に数匹のイワナが見えた。シーズン中の一般渓流だとこのうち1匹釣れればいいほうだと思うがここで連続して3匹も釣れてしまった。ここしばらく人が入っていないのかしらと思うくらいの活性の高さだ。あとでそば屋の若女将に聞いてみたが渓流ゾーンにも人は入ってますよ、とのことだったが魚影の濃さにも驚くがイワナたちの素直な反応はまったくあきれるほどだった。
その後も爆釣モードは途切れることもなく釣れ続けて、だんだんネットを使うのももどかしくなってハンドランディングになり、写真を撮るのも記録用に1匹1枚にして釣りあがっていった。
無斑のニジマス、ホウライマスだろうか。
最後のほうは釣り方もずいぶんぞんざいになってしまったが渓流ゾーンの釣果は3時間半で50匹と管理釣り場とはいえ渓流でこんなに釣れていいんだろうかというような釣果だった。
渓流ゾーンの最後まで行った後、この日のキャンプで食べるための魚をキープしに下流のポンドエリアに戻った。
釣りあげる際には深紅の魚に見えたほど色づいたニジマス。下流のエリアでは釣れるのはニジマスがほとんどになってしまうができればイワナとヤマメをキープしたいと、ニジマスを釣ってはリリースを繰り返した。ここで20匹ほどを釣ってなんとかイワナを2匹とヤマメを1匹キープして釣り場を後にした。
赤久縄から上野村に下りたのは初めてだったが、すれ違う車もほとんどないまま20分ほどで国道まで出られた。さらに20分弱で上野村に到着した。
焚火をしながらキープしたイワナとヤマメを刺身と塩焼きで味わった。たまにはキャッチアンドイートもいい。
2日目は上野村の冬季釣り場、前週の土曜日にオープンしたばかりでまだそんなにスレてはいないんじゃないかと思ったのが甘かった。流れは澄み切っていて底までよく見える。魚は中層に定位しているが、ちょこまかと動き回っているのが多かった。ドライフライには出てきそうもなかったので最初からルースニングで挑んだがどの魚も見事にフライをよけてくれる。
始めは♯14のフライに5Xのティペットで投げていたがフライもティペットもサイズダウンして♯18のフライに7Xまで落としたもののひょいとよけるのは変わらず、わずかに3回ほどフライをパクリとくわえる反応があったがあっという間に吐き出されてしまった。
隣で釣っていた人はしっかり釣っていたので、私の釣り方が悪いのはわかっていたが手も足も出せずにこの日はギブアップ。
この日は午後から下流側に追加の放流があるということで釣り人は多かった。午後になると駐車場よりも下の流れにずらっと釣り人が並んで放流を待っていた。この列に加わるつもりにはとてもなれずにため息とともにロッドをたたみ川の駅でイノブタカレーを食って帰路についた。
前日の赤久縄では70匹近い釣果にウハウハだったが上野村では一転してボウズを食らった。天国と地獄の2日間だった。

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Posted by wind knot at 17:11│Comments(0)
│フライフィッシング