2018年02月25日
体長7㎜のフライ
解禁直前、あいかわらず悪あがきのようにフライを巻いている。もう量産はしないがこんなのはどうだろう?と思いつくフライをいたずらに巻く。解禁の釣行は今年も上野村の予定なのでユスリカはかかせないが、この数年はストーンフライが勢力を広げているのを思い出しいくつかのフライを巻いた。
この間の秩父FFでテストしたパターンはなんとか釣果を得られたが、カワゲラがハッチしていたわけではないから、マッチングザハッチが成立するのかはなんともいえないものの、可能性を期待してみたいところだ。
この写真は昨年の上野村解禁釣行で撮ったたぶんクロカワゲラ、見た目ではわからないがクロカワゲラの大きさは体長6~8㎜程度らしい。時期がすこし下ると現れるオナシカワゲラはちょっとだけ大きくて9㎜ぐらいまであるらしい。いずれにしても体長は8㎜以下というのがふつうのようだ。
このときのストマック、カワゲラがメインというわけではないがユスリカのシャックが多い中で羽化間近と思えるカワゲラのニンフは存在感たっぷりだ。
そしてこのカワゲラをターゲットにしたフライというとよく出てくるのはCDCなどをダウンウィングに取り付けた#18-20くらいのドライフライ。小型のエルクヘアカディスなどで間に合わせてしまうことも多いようだ。
私が秩父FFでキャストしたのは、このところはまっているエクステンドボディのスタイル。#22のウルトラミッジフックに巻いたのだが、さらに小型軽量化をめざして#24のフックで巻いてみた。
ポイントとしたのはその大きさで体長7㎜を基準として本物のカワゲラにマッチさせようというねらいだ。写真で見る限りではなにもエクステンドボディにしなくても・・・という感じだが、ミッジというのはフライそのものが小さいだけにフックの存在が通常のフライよりも目立つように感じる。エクステンドボディを採用することによって、フックを小型化できるのは大きなメリットではないかと思っている。
こちらは羽化間近のニンフ、もしくはカワゲラには短翔種というのもいるらしいのでそういう種のアダルト。カワゲラは陸上羽化だからニンフをドライフライとして再現するのは意味がないようにも思うが浪打際に上陸はしたものの波に飲まれてしまったようなのもいるだろうからこういうのもありだろうと思う。実際ストマックを見るとアダルトよりも羽化直前のニンフが出てくることが多くて陸上羽化の虫とは思えないこともある。
何本か巻いたフライの中央に7㎜にカットした糸を置いてみた。最初は7㎜までサイズダウンするのが難しかったが、巻いているうちに慣れてきたようだ。エクステンドボディを作ってフックに巻きとめ、ウイングとレッグを付けてからインジケーターのADWを取り付ける。#24のミッジフックに巻く作業としてはけっこう面倒でまったくオススメできるフライじゃないが、このフライでヤマメが釣れたら楽しいだろうなとは思っている。

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Posted by wind knot at 15:33│Comments(0)
│フライフィッシング