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2020年03月19日

小渓流のヤマメ釣り

小渓流のヤマメ釣り




 山間を流れる小さな渓流でヤマメをねらってきた。この小渓流には昨年の最終釣行に訪れたのだが「銃による鹿の駆除実施」のために釣りをすることができなかった。ここは以前はよく通った渓だがなんとなく足が向かずにいた。最後に釣りをしたのは2017年の4月だから3年ぶりの釣行になる。
 道が混むのを避けて出てきたので林道に着いたのはまだ7時前だった。ほんとうはもっとゆっくり出発したかったがラッシュ時の混雑にあたるのはいやだった。街道沿いの集落は朝日をあびて明るくあたたくなりそうに思えたが、集落からほんの数100メートル入った林道の終点は真冬のような冷たい空気に包まれていた。おまけに林道終点の100mほど手前に車止めがおかれ「このさき路肩崩壊のため通行禁止」となっていた。昨年10月の大雨の影響だろうか、なんとも嫌な予感がした。

 車は入れないが歩いていくのまでだめだというわけではないので、時間も早いし林道をすこし歩いてみた。いつもヤマメの姿が見える屈曲した流れにその姿は見えなかった。路肩崩壊とあったがそれらしき崩壊個所はわからなかったが、林道にはこぶし大にガレた石が多くころがっていて以前よりも荒れた印象だが川はあまり変わってはいないようだった。2014年の大雪のときに山の木がたくさん倒れロッドを振るすき間がないほど悲惨な状況だったのに比べると釣りをするのに問題はなさそうに見えた。だが、水は少ない。走るヤマメの姿も全く見えなかった。30分ばかり歩いて車に戻りコーヒーを入れて体を温めた。


小渓流のヤマメ釣り


 8時30分、そろそろ行くかと支度をして川に下りた。入渓ポイントからすこし下、いつもの淵を上から覗きこんだ。右の落ち込みの白泡のとぎれ目に2匹のヤマメが見えた。流れが岩に沿ってぐるっと回った淵尻にかわいいのが1匹浮いていた。とりついた岩から水面までは3メートルほどある。後ろはすぐ枝がはりだしていて岩を取り巻く流れも複雑なむずかしい場所だ。ほぼ毎回ここをためしてから釣り始めるのだがほとんど釣れたためしがない。今回も白泡の切れ目にいるヤマメは底に張り付いていてフライにはまったく見向きもしない、淵尻のかわいいのがフライをつつきに来たがそれで終わりだった。とにかくヤマメがいるのはわかったしドライフライに反応するやつがいることもわかった。


小渓流のヤマメ釣り


 気温はたぶん3℃ほど、水温をはかると6℃ちょっとあった。気温はこれから上がって12,3℃にはなりそうだった。今日も釣れ始めるのは午後からになりそうだった。


小渓流のヤマメ釣り



 林道から見た以上に水が少なかった。どうせ瀬に出ているはずはないから少しでも水深のある流れをねらって釣り上がっていく。落ち込みから続くプールで勢いよくヤマメが飛び出した。


小渓流のヤマメ釣り



小渓流のヤマメ釣り


 15㎝ほどだがうれしい1匹目、時間は10時ちょうどだったから思ったより早く最初の魚に出会うことができた。この川専用といってもいい内径19㎝の小型ネット、15㎝のヤマメがそれなりに見える。


小渓流のヤマメ釣り


 1匹目が速く来てくれたからといってあとが続かないのはいつものこと、次々と現れるいかにもな川の流れが長い沈黙を忘れさてくれる。


小渓流のヤマメ釣り


 ランチタイムも終えてもうだいぶ過ぎたころ、この渓では数少ないちょっとした河原のあるポイントでピックアップ寸前のフライをヤマメがくわえた。瀬尻についていたヤマメがゆっくり水面に鼻づらを突き出してフライをくわえるシーンに「よし!」の声も大きくなった。


小渓流のヤマメ釣り


小渓流のヤマメ釣り


 最初のヤマメより一回り大きくなって18㎝ほどだった。体色は褐色に錆びているが太ってコンディションのいい魚だった。今日はもうこれでいい、と思わずつぶやいたほどいい出方をしてくれたし、引きもよかった。


小渓流のヤマメ釣り


 退渓ポイントとなるえん堤が見えてきたところでかけたヤマメをばらした。数少ない釣果だけに悔しさが身にしみる。


小渓流のヤマメ釣り


 そして最終ポイントのえん堤。そういえばこのえん堤では大雪のあと釣りをしていない、大雪でこの下にダムのようにたまっていた流木はその後の出水で流されたのだろうか。


小渓流のヤマメ釣り


小渓流のヤマメ釣り


小渓流のヤマメ釣り


 ここにはヤマメがたまっていて、何度もアタックがあった。元気いっぱいのちびヤマメとまあまあのサイズが1匹釣れた。もっといいのもいそうだが出てこなかった。時間は2時半、まだこれからというところだが余韻を残しての引き際が肝心だと退渓することにした。今回はカワゲラの出番がなかった。使ってはみたのだが光線のかげんで水面が光って小さなフライはよく見えなかった。ヒットフライは♯18のいつものメイフライイマージャーだった。虫はユスリカ、カワゲラ、メイフライとなんでもありというくらいに飛んでいたがヤマメの活性が上がるのにはあともう少し時間がかかるのかもしれなかった。





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この記事へのコメント
こんにちは(^^)

綺麗なヤマメですね
こちらもですが まだ水温低く来月以降
本番ですネ

釣行の実況中継!素晴らしい臨場感!
私もブログやってますが口下手なもので
言葉少な…薄い投稿になっちゃうので
参加になります(^^)
Posted by kaz13 at 2020年03月19日 15:53
kaz13さん、こんばんは。
昼間は暑いくらいに気温も上がるんですけど、ヤマメの活性はそこまでは行かないんですよね。やっぱり4月ですかね(^o^)
Posted by wind knotwind knot at 2020年03月19日 17:56
 
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    コメント(2)