2018年12月02日
ヤマメのレプリカ
タイイングルームにトラウトのイラストを飾ったり、ロッドラックを作ったりいろいろと「フライフィッシングの部屋」としての体裁を整えてきた。それでももうひと味足らない気がする、なにかこう立体的なものが欲しい。魚の立体、とくれば剥製だが、いやしくもフライフィッシングをたしなむうえでは釣った魚をキープして剥製にするというのは気持ち的にしっくりこないのだ。もちろんフライフィッシャーを相手にした国内外のロッジなどにもトラウトの剥製が飾ってある写真や映像は見かけるからメモリアルな魚を剥製にするということがNGだということではないのだろう。私だってごくたまにとはいえキープアンドイートだってする。
だが剥製にしたいようなメモリアルフィッシュというとめったに釣れない大物ということになるが、そのめったに釣れない大物を釣り上げてこれを剥製にするために持って帰ろう、という気にはなったことがない。恐れ多くてとてもそんなことはできないのだ。数枚の写真にその姿を焼き付けたあとは深く首を垂れて川に感謝をささげつつ流れに戻すことしか考えない。あとになって「剥製にしたらよかったかもしれない」と思うこともあるのだが、釣り場ではおよそそんなことは思いつきもしない。それに剥製を作ってもらおうとするとちょっと驚くような価格がするということもあって、自分にはたぶん一生、剥製とは縁がないだろうと思っている。
でも、しかしだ、タイイングルームに生きているかのようなヤマメの剥製なんぞが飾ってある光景とゆうのはそれはやっぱり憧れでもあるのだ。
世の中には剥製と見まごうようなリアルなフィッシュレプリカを制作されているアーティストの方がいて、いつかは手に入れたいとは思っていた。ヤフオクなんかでも個人の趣味として制作されている方がときどき出品されているが、なかなかこちらのイメージにしっくりくるものとは出会えない。今回はテヅカアートクラフトさんという有名な工房のHPを覗いたらちょうど完成品で手ごろな価格のものがあったので購入してみることにした。
今日そのヤマメのレプリカが届いた。27㎝のフィッシュクラフトだ。
たしかに言われなかったら剥製だろうと思うようなリアルさだ。口の中にはこまかい歯まで再現されている。本来は釣った魚の写真をもとにして1匹ずつオーダーメイドで制作してもらうのが主なようだが、完成品の販売もされていたのですぐに手に入ったし、お値段も手ごろだった。
さっそくタイイングデスクの上の壁に飾ってみた。ついでにこの間ロッドラックを作ったときに余った板をつかってフライのディスプレイボードを作って並べて飾った。
フィッシュクラフトだけだと餌釣りやルアー釣りとも同じだが、フライといっしょに飾ることで「フライフィッシング」で釣った(このヤマメがそうだというわけじゃないが)というイメージが明確になるんじゃないかと思う。
余った板も生かすことができてよかった。
ちょっとアングルを変えてタイイングデスクまわり全体を撮ってみた。立体の魚というのは平面とちがって存在感が際立っているように感じる。ちなみにフライのディスプレイの下に飾ってある額には故芦沢 一洋氏からいただいた名刺が収めてある。
ついでにロッドラックの下の段に凸を取り付けて2本かけられるようにしてみた。これでロッドスタンドと併せて手持ちのロッドが全部収まることになった。

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Posted by wind knot at 18:14│Comments(2)
│フライフィッシング
この記事へのコメント
テヅカアートクラフトさん→2016年のジャパンフィッシングショーでブースが工房渡辺とお隣になり、手塚さんご夫婦と様々な話題で盛り上がったのを思い出しました。ブースいっぱいのレプリカは、まさに剥製そのものに見えて大迫力でした。
ヤマメのレプリカ、いいですね。私も欲しくなっちゃいました。
ヤマメのレプリカ、いいですね。私も欲しくなっちゃいました。
Posted by カチーフ at 2018年12月04日 12:18
カチーフさん、こんばんは。
手塚さんとお隣だったんですか、それはうらやましい。届いたレプリカのヤマメは予想以上に剥製っぽかったです(笑)。
今度は大物を釣ってレプリカ作ってもらいたくなりました。(釣れないけど```)
手塚さんとお隣だったんですか、それはうらやましい。届いたレプリカのヤマメは予想以上に剥製っぽかったです(笑)。
今度は大物を釣ってレプリカ作ってもらいたくなりました。(釣れないけど```)
Posted by wind knot
at 2018年12月04日 22:27
