ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年06月05日

今年も里見スクール

今年も里見スクール





昨年に続けて今年も裏磐梯「おやど風来坊」で行われた里見栄正さんのフライフィッシング
スクールに参加してきた。

スクールは6月3日(土)、4日(日)の2日間の開催だが、2日から前乗りして釣りを楽しんだ。
このあたりではまだ放射能の影響で達沢川と高森川の2河川しか解禁されていない。この
日は達沢川に入ることにした。


今年も里見スクール


せっかくの里見スクールだが天気はどうもご機嫌ななめでこの日も明け方までかなりの雨が
降っていたらしい。川は増水気味でやや濁りも入っていた。気温も12℃ほどと思っていたり寒
かった。空は曇ったり晴れ間が出たり、サーッと強い雨が降ったりとめまぐるしく変わる。


今年も里見スクール


水温は11℃だがたぶん明け方の雨で下がっているので活性は高くはないだろうと予測したが、
魚たちはそこそこに私を迎えてくれた。


今年も里見スクール


イワナからスタートしたあと


今年も里見スクール


今年も里見スクール


ヤマメが続いた。


今年も里見スクール


すぐ脇に道路があるとは思えないような流れに立ち込んで釣りあがっていく。


今年も里見スクール


少しだけサイズアップしたヤマメ


今年も里見スクール


今度は8寸弱のイワナがきた。



今年も里見スクール


かわいいヤマメのあとは


今年も里見スクール


6寸ほどとまずまずの釣れ方だったがこのあとザーっと雨が強まりあたりが遠のいてしまった。
この雨で気温も下がり寒くなってきたので、早めに釣りを切り上げて風来坊に向かった。


今年も里見スクール



1年ぶりのおやど風来坊には私と同じく前乗りの方も数名いて夕食ではエビス生から始まって
福島の地酒と進むころ里見さんも到着。
食事のあとも釣り談義に花が咲いて、これが昨年同様、私にとってはとても貴重な時間となった。




翌朝、到着した参加メンバーとともに山を越えて喜多方の渓に移動していよいよスクールが始
まった。


今年も里見スクール


今回の参加者は15名、私を含めておじいちゃんという年代の方が多いのだが若い人もいて多彩
な陣容がぞろぞろと川へと歩いていく。


今年も里見スクール


曇り空で寒くて風も強くフライフィッシングにはどうも最悪な天候だったが参加メンバーはスキル
アップのヒントを求めて真剣に里見さんのレクチャーに耳を傾け動作に目を凝らす。


今年も里見スクール


今年も里見スクール


知らないひとにとってはただのじいさん(失礼!)にしか見えないかもしれないが、フライフィッシング
の世界ではまさにカリスマ、巨星である。吹き付ける強風とときどき強くなる雨をものともしない華麗
なキャスティングとていねいな解説に、つい聞いているだけで自分が上達したような気持になるがそ
うは問屋が下ろしてくれない。


今年も里見スクール


今年も里見スクール



昨年と同じ川だが、暑いくらいだった昨年に比べると今年はこんなに雪が残っていて厳しい条件。
折からの悪天候と15人ものフライマンが現れた渓はつれないそぶりしか見せてくれず、この日は
一番最後となった私の個別レッスンでは1年間の成果も空しく「やっぱり腕がぜんぜん動いてません
ね。」という評価に足元がよろめいた。


今年も里見スクール


2日目の朝、歳のせいか5時前には目が覚めてしまって、同室の参加者を起こさないように気をつけ
ながら部屋を抜け出して宿の周りを散歩してみた。


今年も里見スクール


明け方には雨音も聞こえていたが空はどんよりと分厚い雲に覆われていて、やはり風も強くてまった
く冬に逆戻りの寒さだった。


それでも2日目のスクール会場となった高森川に着くころは空もだいぶ明るくなってきたが気温はスタ
ート時で8℃、水温は10.6℃と厳しい条件は変わらなかった。


今年も里見スクール


1日目の個人レッスンはしんがりだったので2日目は早めに受けることにしたが開始して間もなくフラ
イを石に引っ掛けてロスト、あえなく次のメンバーに交代。どちらにしても昨日の今日では劇的な上
達もあるわけではないので、その後はひたすらキャスティングの練習を繰り返した。


今年も里見スクール


里見さんに指摘されるのは細かいところを飛ばしてしまうとほぼ1点、肩が動いていないということ。
これは私に限らず参加者全員に共通していえることで里見さんの話ではこれまでの長いスクールの
歴史のなかで肩が動いている人は2%いるかどうかだという。
では後の98%の人がまったくだめなのかというとそんなことはなくて、私もそうだが魚はそれなりに釣
れるという人がほとんどなのだと思う。しかし肩が動くようになる→正確なキャスティングができるよう
になればもっと釣れるようになる、ということはどうも間違いがなさそうだ。

「肩を動かす」といっても今このブログを読んでいただいている方の大半は「?」「どうゆうこと」という感
想をもたれるのではないかと思う。私の文章力では里見さんの話を再現することはとてもできないし、
実際に話を聞いてキャスティングを見ても体はなかなかそのとおりに動いてはくれない。

また、肩が動くようになるとどうなるのか?という疑問を持たれるかたもいるだろうが、ごくかんたんにいう
とタイトでシャープなループをあらゆる状況下でキャストできるようになる、それによってドラグフリーで
フライをドリフトすることが可能になるということだと理解している。
ロングリーダーの有効性についてはこれも多くの方が認識されているのだと思う。もちろん源流の奥の
フライなど見たこともないようなイワナが相手ならドラグなど一々気にかける必要などないかもしれない。
だがいつもそんなところで釣りができるわけではないし、ヤマメとなるとそんなのんびりした魚はそもそも
いないというのが現実だと思う。

ある程度の長さのリーダーシステムの有効性を生かすためにはタイトでシャープなループを生み出すキャ
スティング技術がどうしても必要になる。私の修行の道はまだまだ続くということだ。

ところで今回の里見スクールに参加する前にずいぶん考えたのだが、ニューロッドを手に入れた。
アスキスの762、入魂したのは前回のイワナ釣りだったがせっかく手に入れたこのロッドのポテンシャルを
生かすためにも修行あるのみなんだなあ。


今年も里見スクール


昨日この記事をアップしておいて、今日になって気がついた。里見さんと風来坊さん、そして参加されたみ
なさんへの感謝を伝えるのを忘れていた。これでは釣りの上達も望めないというものだ。


里見さん、今回15名というたくさんの参加者に対して昨年と同じくていねいな指導をしていただいてほんとう
にありがとうございました。学んだことをぜひとも生かせるように自らの肩と腕に叱咤激励してがんばりたい
と思います。
風来坊さん、Yurikoさん、そして参加者のみなさん、特に同室させていただいたマツさん、楽しい時間をあり
がとうございました。できれば来年もまたお会いしましょう。





※今回から掲載の写真を大きくしてみました。ついでに本文の文字も大きめに。老眼の進んだ?ご同輩の
みな様にも少しは見やすくなったかなと思っています。




にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村










このブログの人気記事
レッドチーク
レッドチーク

濁りの中ノ沢~本谷で救われる
濁りの中ノ沢~本谷で救われる

ワクチンの副反応体験記
ワクチンの副反応体験記

同じカテゴリー(フライフィッシング)の記事画像
新緑の渓で不調の始まり?
GW明け、最後にいいことも
小雨の本谷毛ばり釣り専用区
前日の不調をちょっとだけ挽回
ライズは低調、ヤマメのストックに偏りが
本流上流部はまだまだ
同じカテゴリー(フライフィッシング)の記事
 新緑の渓で不調の始まり? (2025-05-22 19:32)
 GW明け、最後にいいことも (2025-05-08 22:20)
 小雨の本谷毛ばり釣り専用区 (2025-04-25 20:36)
 前日の不調をちょっとだけ挽回 (2025-04-20 07:21)
 ライズは低調、ヤマメのストックに偏りが (2025-04-10 22:39)
 本流上流部はまだまだ (2025-04-03 11:21)

この記事へのコメント
テレビでしか見た事ない里見さんと

つりできるなんて僕も参加したい!

記事がとっても見やすくていいです!
Posted by アマゴンゾウアマゴンゾウ at 2017年06月06日 10:46
当日はお疲れ様でした。早く習ったことを実践しないと忘れてしまいそうです…
3日間も家を空けてしまったのでとうぶん行けませんが
Posted by マツ at 2017年06月06日 18:27
アマゴンゾウさん、こんばんは。
里美さんという方はテレビで見るのとまったく同じで穏やかですてきな人ですよ。その人柄と一緒でキャスティングもごくふつうのことをさりげなくやっているように見えるのですが、とてもまねできないのです(汗)。
Posted by wind knotwind knot at 2017年06月06日 21:08
マツさん、こんばんは。
2日間ありがとうございました。8の字を描いたり、円を描いたりという練習方法は意外といい感じだなと思ってます。これなら近所の公園でもできるしね。
ご家族も大切にして、長くフライフィッシングを楽しんでください。またどこかの渓でお会いできるといいですね。
Posted by wind knotwind knot at 2017年06月06日 21:13
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
今年も里見スクール
    コメント(4)