趣味はフライフィッシング

4本目の自作ロッドが完成した。

先月2ピースのロッドを4ピースに改造していて、1本まるまる組んでみたいという気持が高まってきた。
2年ほど前に入手したまま放ってあった7'6" #1 4ピース のブランクがあったので、11月の終わりごろから取り組み始めてコツコツとやってきた。

#1 ということでオイカワ用にとネットで買ったブランクだったが、届いてみるとオイカワ用にしては硬すぎて当時は組む気がしなかったものだ。もちろん#2 か#3 のラインを乗せて渓流で使うのも十分ありなわけで、このオフシーズン重い腰を上げてやっと作業してみる気になった。





とはいえブランクスはヤフオクで入手した安価なものだし、ロッドビルディングも4本目ながら相変わらずの下手くそもいいところ。ブログで公開するのも恥ずかしいのだが、写真で見る限りはそんなに細かいところまではわからないだろう。

例によってスネークガイドは虫ピン製の自作品、ウッドのリールシートも木材を削って作ったが、その他は完成品を使った。
いつもストリッピングガイドとトップガイドは完成品を購入しているが、以前買ったものが一組残っていたのでそれを使った。
金具はこれまでの3本はアルミのパイプを切って加工していたが、やっぱり見栄えがもうひとつなので今回は完成品を購入することにした。
同様にコルクのグリップは加工の際に出る大量のホコリを敬遠して金具と併せて購入。





遠目に見ればそれはそれなりのロッドに見えるんじゃないか。あくまで遠目に見ることが肝心。






サインは今回も絶望的に下手くそ、これなら書かないほうがよっぽどましなのだが、この下手な字もまた味のひとつとしておくことにする。





唯一、気に入っているのは





花梨バールのリールシート、これはなかなかいい杢が出ていて、金具も完成品を使ったからなかなか素敵な仕上がりになった。
25mm角の木材をまずカッターで角を落とし、ホビー用の簡易旋盤で丸く削った。中心にロッドを通す穴を開け、リールを取り付けるスペースを削り、塗装して磨く。スネークガイドは作り置きがあったので、このリールシートの製作に一番時間がかかった。


さて、＃1 指定のブランクだが実際は何番のラインが合うのか、近所の公園で試し振りをしてみた。
#1 から#2、 #3 とラインを入れ替えて振ってみた。#1 は振れないことはないがラインがロッドに乗らない感じでどうもおもしろくない。
#2 はロッドもしっかり曲がるのがわかって、素直に振れた。#3 は7～8メートルくらいの距離まではスムーズに振れるが、10メートル前後になるとややロッドが力負けする感じがした。
よって一応#2 ロッドとすることにしたが、私のヘナチョコな腕による所見だから、これがいいのかどうかは怪しいものだ。


7'6" のロッドは実はBlueheronさんのところに1本発注していて来シーズンまでには手元に届く予定となっている。
したがってこのWindknot Tight line 2という怪しげなロッドは完成したものの、ほとんど出番がないことになるが、それはまあ仕方のないことなのだ。シーズン中にはきっと何度か出撃のチャンスも訪れることだろう。





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