2024年11月20日
フライフィッシングと紅葉
丹沢ホームの2日目。
この日も晴れて暖かい。朝日のあたる山の頂は紅葉が鮮やかに輝いて見える。
いつものように2日目は遅くとも2時を目安に上がるつもりで、昨日は入れなかったつり橋からスタートする。
川に下りてすぐ落ち込みわきのたまりにフライを落とすといきなりのヒット。フライは前日もよかった#18のドライ、2日目は風もなくキャストもしやすかった。
8寸尺の頭の真っ黒なイワナだった。下流部ではいいサイズのニジマスが出たが、このあたりからはイワナがメインだろう。
先行者もいないようなので左の支流に入ることにした。
合流からすぐにいくつかある小さな巻き返しは不発で、その先の瀬を見ると手前のたまりにイワナらしき魚影が見えた。瀬尻の浅場にはヤマメもいそうだが、ホームの親父さんによるとヤマメたちはペアリングに夢中らしい。
見えている魚影をねらってフライを落としたがスーッと上流に逃げられた。まあ、そう簡単に出てしまってはおもしろくないか。
岬の先の流心脇にラインを伸ばして数投目でフライが消えた。
22~3㎝だが今度はお腹から腹びれにかけてオレンジに染まったきれいなイワナだった。
その先の流心から開きにかかるところでドルフィンライズ。いかにもヤマメ、という出かただ。
8寸を超えるグッドプロポーション。放流魚だろうとは思うが朱く染まったヒレの先がボロボロなのはペアリングの最中なのか。
ヒレピンの美魚、というのとは違った自然の美しさともいえる。一般河川ではペアリングの季節のヤマメを釣ることはできないから、こういう魚に出会えるのもこの釣り場ならではだ。
ゆるくカーブを描く岩盤際の流れ、こういうところにけっこうイワナの大物が入っていることがある。魚は見えないので手前から徐々にラインを伸ばして探る。出るとすれば真ん中より手前側だろう。
読み通りの大物、イワナじゃなくてニジマスというのがご愛敬だ。もちろんヒットした時はイワナだと思ってヤッタ!と叫んだのだが、そうそううまくはいかない。
“大物イワナと思ったニジマス“を釣ってからは、ずっと釣れない区間が続いてえん堤に着いてしまった。「釣れない区間」ではいくつかのヤマメのペアを見た。余裕で尺はありそうなヤマメが楽しそうに?泳ぎ回っているのを、こればかりは指をくわえて眺めるしかない。
いるかな、どうかな?どこのえん堤でもここをねらうときはワクワクする。とはいえ毎日毎日みんなにたたかれて釣れるわけないじゃん、とも思うのだが管理釣り場は魚影も濃いので出て来てくれる魚も多いのだ。
期待に応えるように、まるで山肌の紅葉を写し取ったような見事なイワナが来てくれた。紅葉に囲まれた渓でモミジ色のイワナに出会う。紅葉を楽しむ人はたくさんいてもこの渓魚の美しさを愛でることができるのは釣り人だけに許された特権だ。
グローブのアッパーに虫が止まった。大きさといい色といいカワゲラだと思ったが、よく見ると小さなカディスだった。2日目もコカゲロウの飛翔は目にしていたがカディスも混ざっているのだろう。サイズは♯18から♯20ぐらいで♯18のフライによく反応してくるのも納得できる。
えん堤から道路に出てつり橋に戻る。前日、先行者のいた支流との合流部からしばらくは無反応だったがそのまま進んでいくとパタパタと釣れ出した。
そのうちの1匹、20㎝ほどだが体高のあるいいヤマメだ。この魚はヒレも傷んではいないのでペアリングには参加していないのかもしれない。
そして昨日、自分が釣った区間にいたるとまた釣れなくなり、えん堤が見え始めたところで反応がもどってきた。
やせてはいるが落ち葉と一体になってしまいそうな色合いのイワナ。
フィニッシュは落ち込みの流れがぶつかってカーブしていく微妙な変化にいた。奥の巻き返しかなと思ったが、手前の沈み石についていたようだ。
今度はよく太ったレギュラーサイズのイワナだった。総じて今年の丹沢ホームは魚のコンディションがいいように感じた。さすがにニジマスはヒレピンとはいかなかったが、でっぷりと太った引き味のよいものが多かった。1日目の最初のニジマスはヒレもピンととがって驚くようなコンディションだった。
50日ぶりのフライフィッシング、2日間たっぷり楽しませてもらったが、おとなしかった腰の痛みがもどってきた。整形の先生にいうと「好きなことやって痛いっていわれても困るんだよね」と怒られるので我慢しよう。
最後につり橋から撮った紅葉をいくつか・・・
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この日も晴れて暖かい。朝日のあたる山の頂は紅葉が鮮やかに輝いて見える。
いつものように2日目は遅くとも2時を目安に上がるつもりで、昨日は入れなかったつり橋からスタートする。
川に下りてすぐ落ち込みわきのたまりにフライを落とすといきなりのヒット。フライは前日もよかった#18のドライ、2日目は風もなくキャストもしやすかった。
8寸尺の頭の真っ黒なイワナだった。下流部ではいいサイズのニジマスが出たが、このあたりからはイワナがメインだろう。
先行者もいないようなので左の支流に入ることにした。
合流からすぐにいくつかある小さな巻き返しは不発で、その先の瀬を見ると手前のたまりにイワナらしき魚影が見えた。瀬尻の浅場にはヤマメもいそうだが、ホームの親父さんによるとヤマメたちはペアリングに夢中らしい。
見えている魚影をねらってフライを落としたがスーッと上流に逃げられた。まあ、そう簡単に出てしまってはおもしろくないか。
岬の先の流心脇にラインを伸ばして数投目でフライが消えた。
22~3㎝だが今度はお腹から腹びれにかけてオレンジに染まったきれいなイワナだった。
その先の流心から開きにかかるところでドルフィンライズ。いかにもヤマメ、という出かただ。
8寸を超えるグッドプロポーション。放流魚だろうとは思うが朱く染まったヒレの先がボロボロなのはペアリングの最中なのか。
ヒレピンの美魚、というのとは違った自然の美しさともいえる。一般河川ではペアリングの季節のヤマメを釣ることはできないから、こういう魚に出会えるのもこの釣り場ならではだ。
ゆるくカーブを描く岩盤際の流れ、こういうところにけっこうイワナの大物が入っていることがある。魚は見えないので手前から徐々にラインを伸ばして探る。出るとすれば真ん中より手前側だろう。
読み通りの大物、イワナじゃなくてニジマスというのがご愛敬だ。もちろんヒットした時はイワナだと思ってヤッタ!と叫んだのだが、そうそううまくはいかない。
“大物イワナと思ったニジマス“を釣ってからは、ずっと釣れない区間が続いてえん堤に着いてしまった。「釣れない区間」ではいくつかのヤマメのペアを見た。余裕で尺はありそうなヤマメが楽しそうに?泳ぎ回っているのを、こればかりは指をくわえて眺めるしかない。
いるかな、どうかな?どこのえん堤でもここをねらうときはワクワクする。とはいえ毎日毎日みんなにたたかれて釣れるわけないじゃん、とも思うのだが管理釣り場は魚影も濃いので出て来てくれる魚も多いのだ。
期待に応えるように、まるで山肌の紅葉を写し取ったような見事なイワナが来てくれた。紅葉に囲まれた渓でモミジ色のイワナに出会う。紅葉を楽しむ人はたくさんいてもこの渓魚の美しさを愛でることができるのは釣り人だけに許された特権だ。
グローブのアッパーに虫が止まった。大きさといい色といいカワゲラだと思ったが、よく見ると小さなカディスだった。2日目もコカゲロウの飛翔は目にしていたがカディスも混ざっているのだろう。サイズは♯18から♯20ぐらいで♯18のフライによく反応してくるのも納得できる。
えん堤から道路に出てつり橋に戻る。前日、先行者のいた支流との合流部からしばらくは無反応だったがそのまま進んでいくとパタパタと釣れ出した。
そのうちの1匹、20㎝ほどだが体高のあるいいヤマメだ。この魚はヒレも傷んではいないのでペアリングには参加していないのかもしれない。
そして昨日、自分が釣った区間にいたるとまた釣れなくなり、えん堤が見え始めたところで反応がもどってきた。
やせてはいるが落ち葉と一体になってしまいそうな色合いのイワナ。
フィニッシュは落ち込みの流れがぶつかってカーブしていく微妙な変化にいた。奥の巻き返しかなと思ったが、手前の沈み石についていたようだ。
今度はよく太ったレギュラーサイズのイワナだった。総じて今年の丹沢ホームは魚のコンディションがいいように感じた。さすがにニジマスはヒレピンとはいかなかったが、でっぷりと太った引き味のよいものが多かった。1日目の最初のニジマスはヒレもピンととがって驚くようなコンディションだった。
50日ぶりのフライフィッシング、2日間たっぷり楽しませてもらったが、おとなしかった腰の痛みがもどってきた。整形の先生にいうと「好きなことやって痛いっていわれても困るんだよね」と怒られるので我慢しよう。
最後につり橋から撮った紅葉をいくつか・・・
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