秩父でBBQ合宿

wind knot

2019年12月01日 16:14






 学生時代の仲間と恒例となっているBBQ合宿にいってきた。今回は近場でと秩父での開催だ。当初は10月の25、26日の開催予定だったのだが予約していた「ウォーターパーク長瀞」が台風で甚大な被害を受けて休業となってしまい場所を「満願ヴィレッジ」に変更した。「ウォーターパーク長瀞」はいまだに休業中で災害の大きさを思い知らされる。
 
 場所を替えたはいいが今度はメンバーの身内で不幸があったのとまたもや台風の大雨で延期を余儀なくされ、11月も末の29、30日の決行となったのだ。11月も最終日ともなれば最低気温は0度ちかくまで下がるということで全員たっぷり防寒着を着こんでの開催だったがそれでもやっぱり寒かった。

 まずはキャンプ場から歩いて5分の「満願の湯」で温まってさっそくビールで乾杯、そのまま飲み続けていたかったが、そうはいかない。落ち着きそうになる腰をあげてBBQの準備にとりかかった。





 総勢5名の参加で6人用のコテージを借りた。コテージは暖房完備でシャワーとトイレはウォシュレット付きという豪華な装備。BBQは階段を上ったところのテラスでできるようになっている。








 テラスは11月になるとビニールの風よけで覆ってくれるので中で炭を炊けば寒さも多少はしのげそうだった。テラスにはテーブルとベンチ、BBQコンロが備え付けられている。ベンチだと寄りかかれないのでキャンピングチェアを持ち込んだ。照明は大きなスポットライトが2基ついていてこれだけでも十分だったが、暖房も兼ねてガソリンランタンも使うことにした。この中ではさすがに焚火はできそうになかったが持ち込んだ焚火台はダッチオーブン用として使った。BBQは備えつけのものを使用。

 今回もシェフは長年の単身赴任生活で料理の腕をみがいたI君に任せているが、ダッチオーブン料理は私の任務でローストポークを作った。定番のBBQとI君の味付けによる鍋には私の手作りのすいとんも入れて真冬のBBQパーティが始まった。











 夜のとばりが下りようかというころに宴会がスタートしてそのころはまだ「それほど寒くはないんじゃない」と高を括っていたが夜が更けるにしたがって小高い山の斜面にあるキャンプ場は深々と冷気に包まれてくる。ビールはなかなか進まずにそうそうに日本酒と焼酎などに鞍替えしたが年々歳とともに消費する酒の量も控えめになってきている。それでも40年以上も前の思い出話から、仲間たちの近況やら自分の境遇のぐちやらと和気あいあいと酒を酌み交わした。

 キャンプ場は夜10時が消灯だが周りのコテージには他のお客はいないし、管理スタッフも帰ってしまっているからまだ宴会は続けられるのだがそのころには寒さに意気もあがらなくなってきた。そろそろ部屋にもどろうかとどうもこのあたりもやはり歳とったよねと感じる。





 飲んだ酒量もほどほどで翌朝はすっきりお目覚め、手分けしてBBQ会場を片付け終わったところにちょうどやってきたキャンプ場のスタッフに記念写真を撮ってもらった。





 キャンプ場を下りてI君が行きたがっていた「聖神社」にお参りに行った。ここをお参りすると宝くじに当たるのだそうだ。おみくじもなるほど黄金色をしていてなんだかご利益もありそうだった。私は中吉だったがI君は真剣にお参りした効果がさっそく現れたか大吉を引き当ててご満悦な顔をしていた。











 時間もまだ早いので秩父神社へ移動してみると境内はちょうど見ごろの紅葉や銀杏があってきれいだった。








 秩父神社の表参道には古民家を使ったカフェやしゃれたバーがけっこうあってちょっと驚いた。秩父には墓参りにきたり釣りにきたり年に数回は訪れるのだが秩父神社の周辺はスルーしてしまうので表参道がこんなこじゃれた雰囲気になっていたとは知らなかった。

 路地の奥にあるこれも雰囲気のある蕎麦屋を見つけてそばを食べた。そばはうまかったが私とご同輩と見えるおやじが二人で切り盛りをしていてなんとなく当てがはずれたような気がした。ここはやっぱり女の人が給仕してくれたりするとそばの味ももっと引き立つだろうなと店を出たあとI君と顔を見合わせて笑った。











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