今季2度目のハコスチ

wind knot

2023年11月23日 14:49






 昨日は今季2度目のハコスチをねらいに神流川冬季ハコスチ釣り場へ。

 まだ真っ暗な5時に家を出て上野村へ向かう。朝の冷え込みは厳しくて志賀坂峠を越えるあたりは気温も零度に近い。路面の状態が気になったが幸い凍結しているようなところはなかった。







 前回きたときは秩父から志賀坂峠をこえるあたりの紅葉がきれいだったが、今回はすでに盛りをすぎていた。それでもちょうど恐竜の足跡のところに名残の紅葉が残っていたので車をとめてパチリ。しかし写真を撮って一服している間に手がかじかんでくるほど寒い。

 前回よりも早めに出たのでふれあい館に着いたのは7時40分ごろ、ちょっと早すぎたと思ったがすでに数名の釣り人らしき姿があった。朝の6~7時台は少しの時間差で交通量が変わるから、これで次回はもっとゆっくり出ようなんていうと、意外に時間がかかったりするから油断ならない。

 8時半のオープン10分前に列に並んだら4番目だったが、受付をしてもらううちにも30人ばかりの行列になっていて、いやー、今日も盛況だなあとおどろいた。





 今回も駐車スペース前のプールからスタート。♯12と大き目のフックに♯16くらいのイメージでボディを小ぶりに巻いたヘアズイヤーニンフを投入。前回は♯16くらいのニンフの反応がそこそこあったのだが、フッキングしずらい、またはフックアウトしやすいような気がして大き目のフックを使って様子をみようという魂胆だった。





 開始5分ほどでファーストヒット、33~4㎝のハコスチだった。いいね、釣れるじゃない、と気をよくしてよせばいいのに根のまわりをタイトに攻めてすぐに根がかり。最近はノーウエイトのニンフを巻くことが多いのだが、このフライは沈下速度をあげようとウエイトを巻き込んであった。思ったほど沈まなかったのでさらにショットも追加したシステムで、調子に乗って岩の周りなんか探ったのがいけなかった。





 ロストしたのと同じパターンのフライを流してみたが反応はない、やっぱり連続ヒットはないってことだよな、とフライをとっかえひっかえしてみる。








 オレンジやピンクなどの派手なカラーはまったくだめで、地味なちいさいニンフに反応がある。それでも同じフライで2匹目が来ない。







 さらにとっかえひっかえを続けているとペールピンクのエボレスに連続ヒット。サイズはここまで40㎝にみたない小ぶりのレギュラーばかりだが、初めての2匹目がきたのでちょっといい気持だった。

 後ろからすいませんと声をかけられ、振り返ると連続ヒットしてましたよね、フライはなに使ってるんですか?と聞かれた。

 これ、エボレスの薄いピンクですね、オレンジとかはだめだったんで白っぽいカラーのほうがいいのかもしれないですよ、と答えたがこのフライで3匹目はなかったから、ただのまぐれです、といっておけばよかったと後悔している。


 



 最初のプールでずいぶんねばっていたがあたりもでなくなってきたので、空いているところを探してひろい釣りをする。だがヒットするのはやはりレギュラーサイズで、大物にはなかなかお目にかかれない。

 いや、ここまで60㎝クラスの大物も2度ヒットしてはいるのだが、2回とも最初のダッシュでぶっちぎられている。前回は7Xでブレイクしているので今回は初めから6Xで釣っているのだが隣で釣っている人とクロスするところまで一気に走られてどうすることもできなかった。

 フックアウトも2回、こちらも前回はそれなりにやり取りをした上でのすっぽ抜けだったが、今回はなぜかかけてすぐに抜けてしまう。ここらへんはどこが違うのかよくわからないところだが、改めて思い起こすと前回はかかってすぐの猛烈なダッシュが少なかったように思う。

 切られてしまうような大物ではなくてレギュラーサイズでも今回は一気にダッシュされることが多かった。となるとその日のコンディションの違いなのか?まあ、なんとも言えないが、シーズン中に数回しか訪れないわけだから、日ごとのコンディションの相違まではわからないわけで、そこにフォーカスしても無駄ということだろう。





 前回はかからなかったこの子もかかってしまった。流れ込みのかなり上のほうでエボレスに食ってきた。成魚放流のサイズではないからワイルドフィッシュだと思うが、管釣り用というようなフライでももちろん食ってはくるのだ。





 前回ブッといのをかけたポイントにやってきた。流れ込みにフライマン、下流の流れ出しにはルアーマンがいて真ん中が空いていた。まあ、すでにさんざん叩かれたあとだろう。





 目の前の狭い範囲を探るしかないのでショットを小さくしてフライを流す。流れも緩いので小さめのフライをフワフワと漂わせる。

 ヒットしたのはレギュラーサイズだが太っていてよく引いてくれた。尾びれも張っていて魚体もきれいな魚だった。





 同じポイントで点在する岩の間を流れるインジケーターがすっと止まった。ロッドを立てると岩に同化していた茶色いハコスチが大きく頭を振る。やっと来た50㎝クラスだ。こいつは獲りたい、が、やはりこいつも一気に上流に走る。ファーストダッシュはなんとか止めたが、今度は反転して下流に突っ込んでいく。隣のルアーマンとクロスするギリギリのところでやっとストップ。6Xだから止められたが7Xだったらもたなかっただろう。





 その後も何度か下流側に突っ込んでいくのを抑え込んで最後は根負けして浮いてきたところをネットイン。てこずらせてくれたがヒレもしっかりしていて鼻のとがった男前のハコスチだった。


 遅いランチタイムの後、もう一振りという時間だったが、ブレイクとフックアウトが続いた。すっぽ抜けた1匹は50㎝クラスのいい魚だったが、ファーストダッシュをいなそうとロッドを寝かせてテンションをゆるめたすきにスルっと針が抜けた。予想が外れてダッシュしなかったのだ。そこでラインをゆるめてしまったから針が勝手に外れてしまった。何やってんだか、というイージーなミスだった。





 最後の魚は、ン、ヤ〇〇か?と疑うよう魚だったが尺サイズのハコスチだった。

 前回は10ヒット6キャッチ、今回は15ヒット9キャッチで釣果としては今回のほうがよかった。ただ、前回はバラした魚とも十分にやり取りをした上だったのに対して、今回はやり取りをする間もないバラシだったので何やらもう一つ盛り上がりに欠けたような気もしている。









 上野村の紅葉も盛りは過ぎていたが、モミジは真っ赤で美しかった。







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