久々の投稿 南会津

wind knot

2023年08月28日 20:21






 ひと月ぶりぐらいの投稿かと思ったら、ふた月ぶりになっていた。

 長引く猛暑にぐったりして釣りに行く気もしないのと、パソコンが壊れて修理に出したりしてブログ投稿までたどり着けなかった。

 そもそも休止中の釣行は7月18日から21日までの南会津釣行と、先日8月23日の上野村中ノ沢の2回だけと少なかった。行こうと思い立っても天気が崩れたり、宿泊が確保できなかったり、なかなか思い通りにならなかった。

 もうふた月もたってしまったなら、今さらブログもないか、とも思ったがパソコンも治って調子もいいことだし、やっぱり記録としては残しておくことにした。

 ついでに言うと、パソコンはハードディスクをまるまる入れ替えることになって、これまで使っていた写真編集のアプリがすっ飛んでしまった。アカウントも復活できなかったため、泣く泣く新しいアプリを購入した。そんなこんなでけっこうな出費となって、しばらくは釣りも我慢せざるを得ないことになり、そもそもブログのネタが少ない。

 
 写真編集アプリに慣れるまでにまたずいぶん時間がかかったが、やっとなんとかなるようになってきた。気を取り直して2か月以上前の南会津釣行、思い出しながら振り返ってみよう。まずはその一、7月18日と19日の2日間。





 1年ぶりの渓、緑に包まれた透明な水の流れ、今年も帰ってきたという気持ちが込み上げてきた。水はやや少なめに見えた。海の日の3連休後とあって、イワナたちはきっとナーバスなんだろうなと思いながらロッドをつないだ。





 釣り始めてほどなく、スッと浮いてきたイワナがフライをくわえたかに見えたがすっぽ抜けた。やっぱり出方が早い、連休でいじめられたのは間違いなさそうだ。そして釣れない時間が続いた。








 昨年も感じたのだが、以前に比べると川底が上がっているようでメリハリがなくなっている。渇水気味なこともあるが、砂利の堆積が進んでいるのだろう。イワナの付き場が少なくなっている、と思うのだが走る姿はそこそこに見られるので、私の相手をしてくれるようなイワナの付き場が少ないというのが正しい。





 少しでも水深のある流れを探っていくが反応は少ない。でもいるときはこんな浅い流れの肩にも付いているのだ。しかし、これもすっぽ抜け。天を仰いで悶絶する。





 大き目の石がゴロゴロしている直線の流れ、イワナには速すぎるかと思ったがフライがフッと消えた。





 20㎝ほどだが紫のパーマークが残り淡いオレンジの斑点がきれいなイワナだった。やっと来てくれた2匹目。





 こういういかにもなポイントはことごとく振られてきたが、今度はゆっくりフライに近づいた魚影がパクリとやるところがよく見えて、気持ちがよかったのを覚えている。





 白点が大きくて朱は入っていない、雨マス系の魚、時おりこういうのがかかる。






 落ち込みと落ち込みの間の小さなスポット、フライを見失ったかと思ったがかかっていた。





 この日としては一番のイワナだった。時間はもう4時半を回っていた、日の長い季節とはいっても谷の光量はすでに落ちてきていた。1日やって4匹とは、はなはだ心もとないが車に戻ることにした。






 2日目は宿のオーナーと相談して別の渓へ向かったのだが、予定していた3か所ばかりのポイントにはもれなく先行者の車が止まっていた。仕方なく1日目の渓のかなり下流部に入った。ここは魚影は多くはないが、明るく美しい渓相が好きな場所だ。開けているのでロッドも振りやすい。




 渓に立った時はもうすでに11時を過ぎていたが、スタートしてすぐに雨が降り始めた。けっこうサーっと降ってきたのでちょっと迷ったがレインジャケットを羽織ることにした。そういえば昨年もこのポイントでサーっとくる雨に降られたのを思い出した。

 サーっと来た雨はしばらくすると小止みになる。そうすると暑くてジャケットなんぞは着ていられない。メガネがすぐに曇るのもうっとおしくて困った。バックパックを下ろし、ジャケットを脱いでしばらくするとまたサーっとくるといういやなパターンが始まってしまった。もう、めんどくさいのでジャケットは羽織らず濡れるにまかせることにした。

 肝心の魚のほうはサーっと来た雨が効いたか、スタートしてすぐにフライをくわえてくれた。








 8寸ほどの朱班のないタイプだった。お目当ての渓に入れなくてどうなるかと思ったが、以外にもいいイワナに出会えてほっとした。





 ここで出た魚は大きかったが寄せる途中でフックアウト。数少ないチャンスをものにできずにがっくり肩を落とす。気が付けば雨はすでに上がっていた。





 その10分後、バシャッと小気味のいい飛沫があがった。

 



 白点はそれほど大きくはないが朱点のないタイプ、鰓蓋がやや短いのが気になるがひれはピンととがっていてまずまずのイワナだった。





 もう1匹かけそこなって終点のえん堤に到着、しばらく粘ってみたが相手をしてくれる魚はいなかった。

 入渓場所まで500mほど下って車に戻り、上流に移動した。最初に入る予定だった渓はどこも満員御礼だったのだが、以外にもこちらの林道には車がほとんどいなかった。昨日もよくはなかったし「釣れない」ということなのかもしれないなとテンションが下がる。







 そして悪い予感は的中したようで、夕方まで粘ってみたものの入りなおした区間はやっと1匹に出会えただけ、反応もほとんどなくさびしい結果になってしまった。






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