今度は増水
今日もイワナを求めて溪へと向かった。台風の雨は埼玉や東京ではそれほどでもなかったが道すがら本流の流れを覗き込むとけっこうな増水で濁りもあるようだった。
早いところでは今日からお盆休みというところもあるようなので私も早めに家を出た。ついこの間まで4時といえば空はもう明るくなっていたのが真っ暗なのにちょっと驚いた。昨日はこの夏の最高気温を各地で更新というニュースで賑やかだったが季節はもう秋にむかっている。
早めに出発といっても川にたどり着いたのはもう6時を回っていた。前回は先行者の後を追うことになってさんざんな目にあって今回も心配だったが幸い溪の入口に車はなかった。今日も入渓点までは40分ほど歩く。家を出たときは曇っていておまけに霧も出て気持ちのいいドライブではなかったが日が昇るとともに雲は姿を消し夏空が広がった。
夏空の下で釣りが出来るのは久しぶりだが、溪に降りてみると水量は思った以上に多く、遡行できるかどうかギリギリといったところだった。
やれるだけやってみようとロッドを振るが反転流も緩流部も水が高く水面はざわついてフライが落ち着いてくれない。それでも少ないポイントをしつこく攻めていると20cm前後のイワナがいくつか釣れた。
色白のイワナ、この川でこんなに白っぽいイワナを釣ったのは初めてだ。
木漏れ日のスポットライトが美しい緩流帯、ここで2匹でた。もう一回り大きいのがほしいがこの状況では出てきてくれただけでイワナに感謝しなければいけない。
2匹のうち大きいほうは写真を撮る前に脱走した。数少ない釣果なのに残念。
入渓点からしばらく釣りあがるとどうにもそれ以上は遡行できなくなった。高巻きしてやりすごすこともできそうだったが、その先も似たような流れが続いていそうであきらめた。入渓点までもどって河畔林を抜けて少し下流に出た。ちょっと寒かったので陽当りのいい川原でコンビニオニギリを食べコーヒーを入れた。水温は12℃でずっと水に浸かっていると体が冷えてくる。
ランチのあと3匹のイワナを釣った。午前中と合わせて6匹の釣果、サイズも今一歩だが遡行もままならないような増水の状況では釣れただけでもよしとするべきだった。
にほんブログ村
関連記事