里川で撃沈

wind knot

2017年03月23日 10:47







昨日(3月22日)はある里川への釣行。
この川、数年前の夏、目的の川へ行く途中で道を間違え、偶然とおりかかったところ。そのときは県道の上からのぞいてみたら良型のヤマメが見えたのでちょっとのつもりでロッドを振った。数匹のヤマメが釣れたのでいつかもう一度と思っていた。

前日の21日は久しぶりにまとまった雨が降ったので川の状態も少しはよくなっているんじゃないかと期待もあった。






8時前に現地に到着、支度をして川に下りた。埼玉ではけっこうな雨だったが、水は少ない。このあたりはそれほど振らなかったか、あれくらいの雨では水量の回復にはならないのか。

6寸前後のヤマメが走るのが見える。魚はいるが県道が沿っているような川だから、すでにかなりスレているようだ。





里川といっても単調な平瀬が続く渓相ではなく、それなりの落ち込みが連続してポイントはしぼりやすい。

最初の出会いは意外と早くやってきた。





落ち込みから続く短い流れの肩に近いあたり





この川は放流が行われているのかどうかわからないが、きれいなヤマメだった。
気温は7℃、水温は6℃ほどあった。今回も瀬脇のゆるい流れから出てくるかと思ったが、意外にも流芯といっていいようなところで出た。
フライのくわえ方は盛期のそれといってもいいような元気なヤマメ。





いかにもでそうな流れが点在するが、なかなか反応は得られない。





左に頭を出した大岩の前でピシャッと小さな飛まつが飛んだ。





宙を飛んで足元に着地したオイカワサイズ。
思わず苦笑いの1匹だったが、けっきょくこの1匹がこの日のラスト。





この大きなプールではライズが見られた。それも数匹のヤマメが連続してライズしていた。
しかし、フライをキャストすると沈黙してしまう。間をおいてライズの復活を待ち、フライのサイズを落としてもラインの影を見ただけでヤマメたちは逃げてしまうようだ。


川をあがり一気に源流部へむかった。





林道を10分ほど走って斜面を下る。
川はずいぶんと細くなってヤマメよりはイワナの渓相だが、ヤマメの魚影が確認できる。





源流部らしく水は美しい。
しばらく進むと堰堤につきあたり、左岸を巻いて上に出る。流れはさらに細くなり、こちらの気配は筒抜けだ。





小さなプールでまたライズ、だがここもキャストしたとたんに沈黙。
イワナならともかく、相手がヤマメではこれ以上続けても釣れそうな状況とは思えず、ここも早々に退散することにした。

林道を出て県道を少し下る。
車を止めて川をのぞくと堰堤下においしそうなポイントが見えたので、最後のポイントに決める。





水深があるのでニンフを沈めてみた。手前から探っていく、中心から右よりのバブルラインの切れ目あたりでかすかに2度ばかりマーカーが動いた。底が砂地なのでフライが底をこすったかと思ったが、その後何回と流してもマーカーが動くことはなかったのであたりだったようだ。

さらにラインを伸ばす。
堰堤直下に段差がありその段差の下でギラッと魚影が光ったがそれを最後に反応がなくなる。フライを替えてみるが、やはり反応はない。
今さらな感じもするが、最後にドライフライに替えて堰堤の壁ぎりぎりからバブルラインに続く流れを攻める。
2度3度と魚が飛び出してきたがどれもフッキングできない。フライを取り替えながらしつこく責め続ける。全部で7、8回もライズがあっただろうか、ついにフッキングさせることはできずにタイムオーバー。


初っ端のヤマメとオイカワサイズの2匹とボウズは逃れたものの撃沈となった今回。
釣れた2匹を含めて反応があったのはどれも小さかったが、何度か良型の魚影も見ることができた。もう少し水量があればいい釣りができたかもしれない。







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