今年も100本

wind knot

2017年01月31日 16:15







このところ休みの前日に酒を飲む機会が多く、翌日は休みという安心感が手伝って毎かい深酒の連続。
ハイキングにも管釣りにも行きたいのだが、寒さプラス二日酔いで出かけることもままならない。
仕方がないのでせっかくの休みも部屋にこもってタイイングに励むことになる。とはいえ深酒がたたって朦朧とした頭ではフライを巻く手もはかどりはしない。
それでも何とか当面の目標である100本は巻き終えることができた。

いつも使うフライは限られているので同じスタイルのフライをサイズを変えながら巻く。一度に巻くのはせいぜい10本がいいところだが、時間を変えても同じフライでは30本も巻くといいかげん飽きてしまう。


そこであれやこれやと妄想を積み重ねながら、新作フライのタイイングを模索する。これもまあほとんどは企画倒れでお蔵入りになることが多い。浮かない、見えない、釣れないフライを作ってはフライボックスの片隅に潜ませておくと言うことを毎年繰り返している。


新作パターンといってもいつも巻いているもののバリエーションで特別に新鮮味があるわけでもないが今年はこんなのを巻いてみた、という記録として残しておきたい。





これはいつものメイフライイマージャーのミッジサイズ、といってもフックサイズは#16でミッジではないのだがカーブドフックのシャンクに極力ボディを小さく巻いて#20相当のフライにしたもの。これまでは#20のフライは#20のストレートフックに巻いていたが小さいフックは当然だが巻きにくい。小さいフライでもフックが大きいと巻きにくさはそれなりに解消されるようだ。
またこれは腕の問題なのだが、ミッジサイズのフックはすっぽ抜けやバレが多いのが悩み。少しでも大きなフックが使えればランディングできる確率があがるだろうという目論見だ。もっともボディのサイズは#20といってもフックは#16なのだから魚がこのフライをくわえてくれるかということになるとまったく自信がない。





こちらはヘンフェザントのテールを10本ほどまとめてエクステンドボディにしたもの。フックはさきほどと同じカーブタイプを使った。
ミソはテールの中間あたりにUVレジンをちょんちょんとつけてフェザントをまとめたところ。特にねらった意図があるわけではなくてひらめいたアイデアをかたちにしただけ。釣れるかもしれないが、たぶん1匹釣ったらテールがバラバラになってしまうのが見え見え。





仙台の佐藤さんとハックルスタッカーの巻きかたについてやり取りをしていて、ADWのインジケーターが前傾するのを防ぐためのコツをお伝えした。アイ側のダビングをしっかり巻いてADWを立たせるとハックルとインジケーターが分離せずにきれいに巻けるのだが、このときに思いついたのがいっそのことポストを後ろに寝かせていわゆるダウンウイングにしたらどうかということ。
こうすることでインジケーターが魚の目には入りづらくなってくれるのではないかと少し期待している。形としてはフラッタリングカディスのようにも見えるかなとも思う。ただ浮力と視認性は落ちるのかな?という気もする。





前のパターンからテールを省略して長めのハックルを取り付けたパターンでよりカディスっぽくなるような気がする。釣れるかどうかはわからないが見た目はちょっとカッコイイんじゃないかと一人で悦に入っている。







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