リリアンラインで

wind knot

2013年02月28日 18:15





今日は暖かかったですね。

ハルを連れてのお散歩も少し遠出をして、柳瀬川まで足を伸ばしました。

散歩の途中で立ち寄る場所から冬の間、富士山がよく見えるのですが、今日はすっかり霞んでしまっていました。


こちらは今年1月27日に撮った写真、富士山がくっきりとよく見えました。





こちらは今日撮ったもの。





頂上の辺りの輪郭がかすかに見える程度です。
春霞ですか、花粉も飛んでいるだろうなあ。


そして明日からはもう3月です。
春ですよ。解禁ですよ。

というともう、誰もがそわそわと落ち着かなくなりますね。

私も落ち着かないのですが、解禁準備はまったく怠っていてフライもほとんど巻けてません。

しかし、フライも巻かずにこっそり作っていたのは、リリアンライン。

farwaterさんのブログで紹介されている詳細なレシピを見て、まねしたものなんですが。





作り方はfarwaterさんの記事を見ていただくとして、完成したラインをリールに巻き取り、近所の公園でちょっとだけ試投してみました。


出来上がったラインはこうしてみると、糸の網目も樹脂で埋まっていて、元リリアンとは思えない質感になっています。






ただ、私の家には何しろネコが4匹も走り回っているので、空気中のほこりの浮遊量が多いためか、表面に細かいほこりがたくさん付着しています。

手触りもかなりデコボコ、ゴツゴツとしていたので、farwaterさんのレシピによる第4行程の拭き塗りを何度か繰り返したあと、フロータントをたっぷり塗りこんであります。

ゴツゴツのひどいところは1500番のサンドペーパーでバリを落としたりして、けっこう荒療治でした。


試投した感じは、フライラインとしてまったく問題ないといっていいと思います。
PVC製のラインよりも芯が柔らかいためか、むしろタイトループが作りやすいようです。

PVCラインでタイトなループを作ろうとすると、ラインスピードをそれなりに上げてやる必要がありますが、リリアンラインだと少ない力で比較的ゆっくりとしたスピードでも、自然とタイトなループになってしまうのです。

これは小渓流でのキャスティングにはとても有利なのではないかと思います。
シルクラインというのはとても柔らかくて、渓流の流れに逆らわずにトレースして流れるから、ドラグがかかりにくいと聞いたことがあります。
リリアンラインにも同様の効果が期待できるかもしれませんね。

あとは浮力の問題ですが、これは実際に使ってみないことにはわかりませんね。
解禁釣行はリリアンラインの入魂めざしてとなりそうです。


ともあれ、作り方の詳細を公開していただいたfarwaterさん、その原典であるプラントFさんに感謝です。






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