BlueHeron Windknot YAMABE の入魂を果たしに黒目川に行ってきました。
陽射しの一筋もなく、冷え切った空気の中、自転車で黒目川に向かいました。
11時、ポイントに到着。
鉛色の空を映した川面も静まり返り、生命感がありません。
とにかく寒い、心配していた風が思ったほどないのが救いですが、
橋の上から見ても下流も、上流も魚の姿はまったく見えません。
これは厳しそうです。「ボ」という不吉な文字が頭をかすめますが、弱気になってはいかんと6pcのロッドを繋ぎ、フライを結びます。
フライはオイカワの定番 #20 ハックルスタッカー。
さあ、うまくフライが飛んでくれるか。
軽い、軽すぎる、タイミングがなかなか取りづらくてターンオーバーしてくれません。
いかんいかん、肩に力が入ってます。軽いのでつい力でラインを飛ばそうとしてしまうようです。
ロッドの弾性でラインを運ぶという基本に戻るのがいいようです。
前回振ったraight staff はバランスがティップよりにあって、ラインを載せなくてもロッドが曲がる感触が伝わってきたのですが、このBlueHeron はミドルからバットよりのバランス、空気を振ってるようでパワーのとらえどころがない感じ。
それでもキャストを繰り返すうちになんとなくコツがつかめてきました。
フォワードキャストのフィニッシュでこれまでのWindknot Special だとかなり強めにロッドを止めてピンスポットにフライを入れるんですが、YAMABE でそれをやるとリーダーが失速してしまいます。
フィニッシュでふっと力を抜いてやることできれいにターンオーバーしてくれるようです。
ストロークもゆっくりとした動きを心がけます。
キャスティングもだんだん安定してきました。
上流でギラッと平を打つのが見えたので、ねらってみます。
数投目でフライがすっと消えました。乗りませんでしたが、あたりです。
farwaterさんのブログにもありましたが、バシャっと出るのではなく、フライがフッと消えるような当たりです。
渓流のヤマメ釣りではよくある出方ですが、オイカワも真冬になるとこういう食い方をするようです。
2度目のあたり、さっきよりは明確な出方をしました。
小さいですが、入魂完了。ホッとしました。
え、この写真がどうしたかって?
実は昨晩、今日の入魂のために撮影用の水槽をつくったのであります。
オイカワのブログでときどき見かける水槽ですが、どこで売っているのかと思ったら、
みなさん自作されているようなので、私もマネしてみました。
しかし、悲しいかな不器用で接着剤ははみ出すは、カッターは、すべってアクリル板は傷だらけだは、とひどいもんですが、こうしてみるとなかなかいいじゃないですか(自画自賛:汗)。
あたりは続きません、底で平を打つ回数は増えてきましたが、ドライフライへの反応は渋いです。
そしてまた、フッとフライが、消えて。
今度はなかなかいいサイズでした。
そうしていると、目の前の流れでも平を打つ魚影が見えてきました。活性が上がってきているのかもしれません。
また、いいサイズでした。水槽の中で魚が浮いてくれるとひれが広がってきれいに見えますね。
この3匹、決してポンポンと釣れたわけではなく、それぞれながーいインターバルを置いての釣果です。
どうもアップクロスに投げるより、クロスに投げてメンディングしてフライ先行で流すほうが反応がいいようです。でもティペットは8X、ティペットを見切るというより、流れより若干遅めにフライが流れているほうがいいのかもしれません。
低水温で、オイカワも体が動かないのかな。
そんな風に流して下流に流しきったあたりでジュボッというあたり、
ロッドが大きく曲がります。
さすがにオイカワ専用というロッド、かかっているのが15cmの魚とは思えないですね。
今日一番、といっても15cmくらいですが、肩のあたりに傷があります。
体の両面についているので、鳥にでもついばまれたようです。
もう1匹まずまずの大きさのオイカワを釣ったところで、
BlueHeron Windknot YAMABE と記念撮影。
その後はインターバルがさらにながーーくなり、というかずっとインターバルになって、
ウエットフライを沈めてみたりもしましたが、やっぱりダメ。
ドライフライに戻って1匹追加したところで寒さに耐え切れず、終了。
時計の針はもう2時半を過ぎていました。
今日の釣果、オイカワ6匹でした。
厳しい寒さの中、なんとか無事に入魂ができてよかったです。
Windknot YAMABE 後半はキャスティングも慣れてきて、ループも安定してきましたが、
ピシッと決めるには、まだまだ練習が必要なようです。
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