今月の半ばごろ、フライ関連のサイトをあちこち覗いていて、ちょっと気になるサイトに遭遇。
岩手のバンブービルダー
kawagarasuさんのサイト。
真ん中の”Decno Fair”のバナーをクリックしてびっくり、シーズンオフ企画で超特価のロッドが。
中でも6ft 6pc #3 のバンブーロッドにしばらく目は釘付け状態。
これは 欲しい! 欲しい!
しかし・・・ホントなの? という気持ちもあって、失礼ながらメールで問い合わせをさせていただくと、すぐに丁寧な返信をいただいた。
ロッド製作に対する熱き想いを感じる内容に大いに共感。さっそく注文することに。
完成品のロッドを送ってもらうのかと思ったら、注文後の製作とのことで、ロッドアクションからブランクやスレッドのカラーなどいろいろとこちらの要望を聞いていただいた。
ちょっとしたセミオーダーといったやり取りがとても楽しかった。
そして本日、ロッドが到着\(^o^)/。
いつもながらこの梱包を解くときはワクワクです。
プチプチの中から出てきたのは kawagarasu IWATE とサインされたかわいい紙管。
とてもおしゃれな感じです。
そして布袋に包まれたロッドは・・・
小さっ!、軽っ!
こういう軽薄な日本語の使い方ってどうなんだ?というようなことを少し前にニュースでやっていたような・・・
しかし、気持ちを表すのにはたしかに、小さい、軽いより 小さっ!、軽っ!のほうが当たってるな(笑)。
なにせ、仕舞い寸法30cm、小さいわけです。
とはいえ、6pc ともなるとフェルールは5組あるわけで、けっこう重くなるんじゃないかと、問い合わせもしていたのだが、計ってみると わずか57g これは軽いです。
アクションはマルチピースを感じさせないミディアムスロー。
フェルールは自製のブラスフェルールだそうです。
一般的にはこういうフェルールが多いので、ずいぶんイメージが違いますね。
つないだところはこんな感じ。
画像ではわかりにくいけれど、ブラスのフェルールなんで見た目にはゴールドに見える。
追加してもらったゴールドのティッピングがフェルールのカラーとマッチして大正解だった。
そもそも孟宗竹のブランクスの6本継ぎロッドなんてのは見かけることもないでしょ。
オーセンティックなバンブーロッドとはコンセプトがまるで違うようで、めちゃくちゃおもしろい。
私のイメージとしては、夏の小渓流。
頭上を覆う枝に、めいっぱいしゃがみこんでもキャスティングにはわずかなクリアランスしか得られない。
ねらっているのは岩の向こうでライズしたちょっといいサイズ。
力まずにゆっくりと、狭い空間にタイトなループを通して一発で決めたい・・・
なあんてことを妄想していたら来シーズンまで我慢できない。
岩手の渓は、行ったことがないけれど、たとえばシャロムの森なんかはなんとなくそれっぽいんじゃないかな、なんて思うと、行っちゃおうか?(もう寒くて釣れないだろうけど)
kawagarasuさん、いいロッドをありがとうございました。