エクステンドボディ

wind knot

2011年07月18日 21:34

なでしこジャパンおめでとう、感動しました。

しかし、わが身はなかなか暑くて釣りに行く気もしない日々が続いています。

休日などは外へ出たとたんにクラッとくる暑さに恐れをなして、出るに出られず。

かといって節電のためエアコンもつけられず、せめてなにか冷たいものをと
昼間から缶チューハイなどを口に含みつつ暑さをしのいでおります。

まあ、夜になって電力需要も少しおさまるころあいを見計らいエアコンの
スイッチを入れてタイイングなどをポツポツ。

先般、木曾釣行で運よく29cmの良型アマゴを釣ったモンカゲフライなどを
また巻いてみました。



真夏の今頃になってモンカゲロウがハッチするのか?
よくわかりませんが、先般の川でもイブニングには大型のメイフライの
ハッチはたしかにありました。

で、大型のメイフライというとエクステンドボディというのが
ビジュアル的にも極めてわかりやすくまた魅力的に見えるフライとして
存在するわけです。

エクステンドボディについては様々な作り方があると思いますが、
私流のお手軽な素材でかんたんに作るやり方をひとつ。



上州屋さんなどで売っているウレタンチューブです。
これは朝霞ガーデンでのマーカー釣りの際にも使うのですが安価でお手軽なマテリアルです。
2メートルくらい?でパックされていて200円くらいだったような・・・




これをボディの長さ+アルファにカットしてミシン針などに通し、バイスに固定します。
テール側は斜めにカットします。




テール材を数本ボディの上に乗せ瞬間ヘッドセメントをちょんちょんとつけて仮止めします。




スレッドで根元を固定し、リビングします。瞬間ヘッドセメントでの仮止めは
根元を固定してからでもいいと思います。
スレッドをテール側後端でウイップフィニッシュします。




油性ペンでカラーリングし、瞬間ヘッドセメントでコーティングします。
乾いたら、バイスから針ごとはずして、針を回転させながらゆっくりボディから抜き取ります。




フックにボディを取り付けます。
ボディの長さを確認し、取り付ける部分を斜めにカットし(コーティングしてあるのでスレッドごとカットしても問題ありません。)、下巻きしたフックにスレッドで固定します。



ハックルポストを取り付けます。
ハックルスタッカー式にするのでシャンクの中央部に取り付けます。
次にハックルも取り付けます。




スレッドにダビングを施しソラックス後部を巻きます。ポストの前側にも2~3回転巻いておきます。
次にハックリング、7~8回転させます。




ハックルを巻いたら、前側を45度くらいカットします。
次の工程でハックルを後ろに撫で付けるのですが、これがやりやすくなります。




ハックルを後ろにまとめて指でしっかり保持します。




スレッドをアイ側に廻します。




ポストをアイ側に倒しスレッドで固定(2回転ぐらいで充分)します。
ポストのアイ側をさらにスレッドで巻き重ね、ポストをしっかり立て、
ソラックス前部をダビングし、ウイップフィニッシュして完成です。



ボディの長さとカラーリングを変えれば色々なメイフライに対応できると思います。
もっとも私には、何のハッチなのかは皆目わかっていないのですが(笑)。

先日釣りビジョンで渋谷直人さんの鬼怒川本流で大ヤマメというのを放送していましたが、
渋谷さんにしてモンカゲロウのエクスペンドボディでをフッキングさせるのは至難の技だそうです。

フックサイズはともかく、フライのサイズは#8とか#10とかでかいものになるのでしっかり食わせるのは難しいのですね。

しかし、人間の目にはいかにもそれらしいシルエットで、このフライで食わせてみたいと思いたくなるのも間違いないですね。









あなたにおススメの記事
関連記事