お気に入りの渓へ初釣行

wind knot

2024年04月18日 07:59






 4月15日(月)・16日(火)の釣行。
 やっとお気に入りの渓へいくことができた。今年はほんとうに天候が安定しない。前回の神流川への釣行以降は落ち着くかと思ったが、まだまだ不安定な状態が続いた。今回の釣行も先週の予定が大雨で延期になったもの。年券を求めた受鑑所のおじさんにはずいぶん遅いねと言われてしまった。


 もっとも、ずいぶん遅いねというのは成魚放流のスケジュールに照らして、という意味合いのようでこちらは支流できれいな魚をというと、ああ、じゃあちょうどいいころだという答えがかえってきた。





 久しぶりの渓に立った。水は平水で清らかに澄んでいた。ここに立っているだけで幸せな気持ちになれる。

 7’6” #3 のロッドに全長16ft強のリーダーシステム、フライは#14のメイフライといういつも通りのセッティングでスタートする。







 釣り始めてしばらく、実績のある流れからは返事がない。時刻はまだ9時前、この日の予報では最高気温が20℃を上回ることになっているが、まだ虫もヤマメも動き始める時間ではないようだ。まあのんびりやることにしよう。





 最初の出会いは9時をすこしまわったころ、短いブッツケで岩陰に潜んでいたらしいヤマメがフライをくわえた。





 よし、とネットを差し出したところでヤマメがポトンと落ちた。なんだ、しっかりフッキングしたように見えたが皮1枚だったのか。サイズは15㎝くらいで大きくはなかったがファーストフィッシュだから獲りたかった。

 まあ、まだ始まったばかりだ、これからだと渓を歩く。







 だが、ここからは小ぶりのヤマメからの反応はあるがかかってくれない。フライが大きいのかと#16に結びかえてみる。
ここまで反応があったのは比較的に水深があって流れもきいているポイントだった。もう少し流れの緩いところがねらい目かと思っていたが、ヤマメたちはすでにハイシーズンの流れについているようだった。





 そんなポイント分析のとおり、肩に近い速い流れで水面下をいっしゅん白い光がはしった。





 水面に姿はあらわさずにフライをむかえたのはかわいいが色白でパーマークのくっきりした美しいヤマメだった。
このヤマメでとりあえずはほっと一息、さあ次はサイズアップだ。





 すぐに2匹目、すこしサイズアップだった。





 このヤマメも肩から出た。ピシッとあがった飛沫、ヤマメらしい場所からヤマメらしい出方、文句なしに楽しい。





 ただし、そうポンポンとはいかない、しばらくのあいだ、静かな時間が続いた。





 昼も近くなってやっと次の1匹、ストレートな長瀬を遠投でねらった。





 なかなかサイズは伸びないがぷっくりしたいいヤマメだ。





 ストレートな流れのひらき、底石のつまったポイントで飛び出した。





 小さいけれど鼻先のとがったカッコいいオスヤマメ、ほんのり朱味のはいった体色のグラデーションと琥珀色のヒレが何ともいえない。


 昼休憩のあと、いったん林道に出て上流に1㎞ほど移動した。





 瀬尻、もしくはいくつかある筋のひらき?穏やかな流れにすこしだけ鼻先をのぞかせてフライをくわえた。





 20㎝には足りないがここまでで最大サイズ。





 その次もまずまずのヤマメが続いた。





 大きな岩がめだつようになった流れのひらきでドルフィンジャンプ一発。





 最後はまださびが残る体色ながら、20㎝にせまる野性味たっぷりの1匹でしめくくりとなった。

 10ヒット、7ランディングで数、サイズともあと一息だったが初夏を思わせるような陽射しにあふれる中、楽しい釣行だった。そして2日目はまさに春爛漫の釣りとなるのだった。






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