今季初キャンプ初イワナ

wind knot

2023年04月12日 19:48






 月曜・火曜と上野村へ今シーズン初めてのキャンプに行ってきた。一気に桜が満開となるような陽気が落ち着いて寒の戻りのような肌寒さが続いていたが予報では火曜の朝の最低気温は5℃、ちょっと寒そうだけど去年もちょうど同じ時期にキャンプをしているからだいじょうぶだろう。今回は1日目は支流で釣りをしてからヴィラ裏の河原でキャンプ、2日目は昼までヴィラのC&Rでのんびりロッドを振る予定だ。





 下界の桜はとっくに散っているから上野村ももう終わっているのだろうなと思っていたが山里の桜は今が盛りだった。





 桜が満開かと思えば見上げた青空には走りの新緑が映えている。ちょっと不思議な今年の季節感だ。今回釣りをする沢に入るのはは2021年6月以来なので2年ぶりとなる。2年前の時はどうだったのかとブログを見たが2021年6月というとコロナ禍のただ中でブログ更新も滞りがちだった。残念ながらこの時の記事はアップしていなかったので写真とGPSログマップで入渓ポイントなどを確認しておいた。





 沢沿いの登山路を30分ほど登って川に下り、ロッドをつないだ。ロッドはいつもより少し短めの7ft ♯3 で 5x12ft のリーダーに6xのティペットを1m強つないだ。フライは#16かとちょっと迷ったが#14のメイフライパターンを結んだ。桜と新緑が同居するような季節、2年前の釣りではイワナが10匹ばかり釣れたのだが今回はどうだろう。桜の季節ならばイワナには早すぎだろうが新緑となればそろそろじゃないかともいえる。”新緑の走り”のほうに期待をよせて沢を歩く。








 釣り始めて15分ほど、肩に近い緩やかな流れでヤマメがかかった。これまでこの沢で何度か釣りをしたがたしかイワナしか釣れなかったと記憶していたのでヤマメが出てくれたのはちょっと意外だった。ヤマメなら”桜の季節”でも早すぎることはないだろうと思いストレートな瀬の開きを中心に流すことにする。





 いかにもヤマメが飛び出してきそうな流れに出会った。頼む、いてくれ、と念じてフライを流すが音沙汰はない。いい流れなんだけどなー、とつぶやきつつ落ち込み脇のイワナポイントにも念のためフライを投じる。





 ごく小さな反転流からフワッと鼻先が浮かび上がった。よし、やっぱりイワナだ、まずまずのサイズだ!





 あんな落ち込み脇の反転流でしかもゆっくりした出かた、体色も茶色っぽくてネットイン直前までイワナだと疑わなかったがネットに収まったのは22cmの良型ヤマメだった。





 ほれぼれするようなヒレピンに完璧なプロポーションだが茶褐色の体色は冬の名残か、あるいは茶色っぽい底石を映したもともとの色なのかいづれにしても沢のヤマメらしい魚だった。








 何度か相変わらずのやらかしを続けながらもいかにもな瀬の開きで出た18cmのヤマメ。








 これも開きから20cmのヤマメ、尾びれの下側がボロボロだったのは産卵の傷が癒えていないのか。どのヤマメもやはり茶褐色の体色をしているからこれがこの沢のヤマメの特徴なのだろう。

 おにぎりとコーヒーでしばしの休憩をとったころ、午前中はカワゲラと小さなシジミチョウしか見なかったのがユスリカや中型のカゲロウを見かけるようになってきた。





 再開後ここは絶対にイワナだろう、イワナがいて欲しいという小さなほら穴の入り口でフライが吸い込まれるように消えた。





 あー、よかったいてくれた、願いが通じたと今度こそはイワナに化けたヤマメじゃなくて正真正銘のイワナがきた。これもサイズは22cmで色合いも体形も申し分のない今シーズンの初イワナだ。そろそろイワナも目を覚まし始めたかと遡行を続ける。












しかし、イワナ好みの反転流からも出てくるのは小ぶりのヤマメだった。イワナたちはもっと穴ぐらのようなところに隠れていてまだ出てくる気にはなれないらしい。





 今度はストレートな開き、ヤマメのつき場





 長さは23cmと立派だったが気の毒なほどにやせたヤマメ。







 最後はごく浅い流れから18cmのヤマメだった。2年前の釣りが嘘のように今回はイワナが姿を見せてくれなかったが何とかシーズン初物は手にすることができたし、ヤマメ、イワナともに美形に出会えて楽しい釣行だった。


 ヴィラ裏に移動してテントを設営、あー疲れたとビールをあおったのは5時もすぎたころだったが数人のフライマンがライズポイントのプールでがんばっていた。こちらはもうビールを1杯やってしまったらロッドを振る気にもならないがちょっと覗きにいってみると薄暗くなり始めた川面でヤマメたちが狂ったようにジャンプをくり返している。どうやらヒゲナガのハッチのようだ、これはやめられないのもわかるわ、とテントにもどり焚火のしたくをする。

 焚火のころ合いもいい感じになり肉を焼きはじめた時にはもうすっかり暗くなっているのだが、最後に残った二人のフライマンはまだロッドを振り続けている。もうフライもなにも見えるものじゃないだろうと思うのだがヒゲナガの魔力というのはヤマメだけじゃない人間までもを狂わせるらしい。自分だって老眼じゃなければロッドを振ってるかもしれないな、などと思いながらまたビールを飲んだ。










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