最近ハマっていること

wind knot

2019年01月10日 23:11






 昨年末からずっと寒くて外に出る気がしない。管理釣り場の釣りどころか近所の川でのオイカワ釣りにも行けないでいる。どうも年々寒さに弱くなってきているようでいけない。そんな生活をしていると暇でしょうがないだろうといわれそうだがそうでもない。年末から年始にかけて10日間も休みをとったが年末は大掃除に追われていた。それと最近ハマってしまってそれこそブログの更新もほったらかして熱中していることがある。

 何にそれほどハマってしまったかというと”パラコードクラフト”なるもの(こと?)。パラコード製のランディングネットコードは以前ヤフオクで購入して今も使っている。パラコードというものはパラシュートに使っているナイロンのコード、ということぐらいでよくは知らなかった。それがどうしてパラコードクラフトかというと、ハルの散歩用のドッグリードをそろそろ新しくしてあげようかとネットを探していてたまたまパラコードでドッグリードを作る、というサイトに出会ったのだ。掲載されていたドッグリードはどれもすばらしいものでこんなのが手作りできるならとチャレンジしてみる気になった。





 これがパラコード、ネットで注文するとこんな感じで送られてきた(写真のは普通のパラコードよりも一回り細いタクティカルコードというもの)。最初はとにかくドッグリードを作ろうということで一番シンプルなものから作り始めたのだが、これがなかなか難しかった。コードの編み方がわかるまではちょっと苦労したがコツを覚えればリード部分はけっこうすんなりと編めた。その最初のリードはハルにかじられてズタズタにされてしまったので、2本目を本格的に作ってみた。最初のは4本編みだったのだが2本目は8本編みにした。





 その2本目のドッグリードがこれ。2本目にしては我ながらよくできたと思っている。配色はネットの製作例を参考にさせてもらった。こんな配色のドッグリードは市販のものにはないんじゃないかと思う。





 持ち手の部分は取り外しができるように真鍮製のリングとナスカンで接続するようにした。真鍮製の金具はそれだけでも味があるし、ちょっと高級そうにも見える。





 ハルにつけてあげるとこうなる。まったくうれしそうな顔もしてくれないが仕方ない。

 パラコードを編んでいくとこういう形になっていくわけだが、日本語では「編む」という言葉がしっくりくるように思うのだが英語では「tie」というようでなんとなく感覚的に fly tying に通ずるところがあるように思えて面白くなってきた。ドッグリードをサイズダウンしていくと人間用のアクセサリーが思い浮かぶ。実際、パラコードクラフトというとアクセサリーを作るほうが一般的なようだった。

 ドッグリードには普通のパラコードを使うがアクセサリー製作には少し細いタクティカルコードというのを使う。もっと細いマイクロコードというのもあるようだがまだ使ったことはない。





 これは昨年末に作ったものでまだ覚えたてで出来はあやしいものだが、新年会で集まったカミサンの姉妹にプレゼントしたらけっこう喜ばれた(と思っている)。





 こちらはその後に作ったのも含めて比較的できのいいもの。ブレスレットが多いがキーホルダーもある。パラコードのブレスレットは市販されているものもたくさんあるのだが、ほとんどがアウトドアテイストの濃いもっとごついデザインのものだ。還暦すぎのジジィがふだん身に着けるにはちょっと気恥ずかしくなりそうだが、自分で作れば落ち着いたデザインのものができる。フライロッドを握る腕にはこれくらいのさりげないサイズ感がちょうどいいようにも思う。





腕につけるとこんな感じになる。これなら女性がつけても違和感がないだろう。





 カモフラカラーもごつくなりすぎないところがいい?





 フライマンにはおなじみの真鍮スイベル、ランディングネットのおしりに付けてあることが多い金具をブレスレットの引っ掛け金具に使ってみた。これは普通のひとにはわからないこだわりだ。


 


 おそろいのキーホルダー、お守り代わりにベストの背中にぶら下げておくのもいいかもしれない。





 ブレスレットの本体を編むのには道具はいらないのだが飾り巻き?を編むのに必要なツールでニードルというらしい、フライタイイングでニードルというと針に持ち手の柄をつけたものが思い浮かぶ。パラコードクラフトのニードルは編み針ともいうべきものだが後端は穴があいていてネジがきってある。ここにパラコードをねじ込んで使うのだ。





 飾り巻き(編み)にはたくさんの種類があってまだほんの2~3種類しかできない。そしてこれがとても難しい。コードを立体的に編んでいくので最初は編み方を理解しようとするうちにまるで船酔いでもしたように気持ちが悪くなった。









 こういうのは覚えるとやってみたくてしかたがなくなって、だんだん手の込んだものをつくりたくなってくる。





 こんなチョーカーも作ってみた。飾り巻きの練習に作ったようなものだが、できたのを着けてみたら意外といけるんじゃないかという気になった。こんなことにハマってしまったおかげでタイイングにまったく手がついていない。解禁まであとひと月半あまり、そろそろフライも巻き始めないといけないと焦り始めた。





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