いつもの渓で

wind knot

2015年07月26日 12:04








4日間の夏休みを木曽の渓ですごす計画は2日目の雨で頓挫、すごすごと戻ってきました。
かえってから現地の雨量をみたところ、帰ってきたその日はけっきょく終日雨。

特にその夜、日付が変わるころはキャンプ場よりすこし上のダムで1時間に50mmという猛烈な降り方だったようです。
2日間の雨量は200mm近くなり、こりゃあ帰ってきて正解だったとあらためて思いました。

1時間に数10mmの雨じゃ水はけのいいキャンプ場でも、地面の微妙な起伏によってはテントの周りは冠水なんてことにもなりかねません。


休みの3日目は濡れたテントを干したりしてすごし、最終日はいつもの渓へと出かけてきました。
この日の天気は晴れ時々曇りとなっていましたが、最近の天気予報の決まり文句「局地的な雷雨にご注意」がつきまとうので油断はできません。





それでも青空の下、入渓点まで歩くのは気持ちのいいものです。






渓に下りて30分ほど
フライを流していると真ん中の大石の前で小さなライズがあったような気がして目を凝らしているとラインにテンションが。

瀬尻に流れたフライをくったようです。











釣れちゃった魚としてはいいイワナです。
できればフライをくわえるところを見たかった。

ところで、さきほどの小さなライズの正体は頭上の枝からポツンと落ちた雫だったというオチまでつきました。







空は晴れていたかと思うといつの間にか雲に覆われて渓は暗くなり、フライが見にくい。





右の黒い石の前にいました。






水量は平水かやや減水気味。
フライは流しやすくても、すでにたっぷり学習していると思われるイワナたちはなかなか出てきてはくれません。

大場所やいかにもといった巻き返しの流れでは反応がなく、小さな瀬の尻の部分にこんな石があったりする見落としがちなところについているようです。





次のイワナナは落ち込みの右側、素直なポイントでフライをくわえてくれました。





これも7寸ほどですがいい引きを味わわせてくれました。











次も瀬尻にいたイワナ






残念ながらサイズダウンですが、フライを丸呑み。プリッとしたかわいいイワナでした。



もう1匹同じくらいのをかけましたが、写真を撮る前に逃走。







いつもより奥まで上がって来ると、滝の連続するところに出ました。
上れないことはなさそうですが、やはり一人なので無理はせずここを最後のポイントにします。


いつものテレストリアルを見に来てUターンする魚影が確認できます。






思い切って#10の大型フライを結んで見ました。

流芯にいる魚が左の少しゆるい流れに出てきてフライを追いかけます。

4回出てきてそのうち3回、フライをくわえましたが、フッキングはならず。
フライが大きすぎなのでしょう。
尻尾をくわえることはできても、フックポイントまでしっかり口にいれることはできないようでした。

その後、フライのサイズを落としてみたりもしましたが、さすがにもうフライを追うことはありませんでした。







この日の釣果は5匹
もうちょっと出てきてくれてもというところですが、雨にも降られずにすんで、真夏の渓流を楽しむことができました。






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