川辺逍遥

wind knot

2014年01月21日 20:43








今日は予想に反して暖かかったですね。

風もなくて川辺をそぞろ歩いてみたりするにはなんともけっこうなお日和です。
久しぶりに近くの川にでかけてみることにしました。

え、”そぞろ歩きなんて言ってロッド持ってくんじゃないだろうな”って?
ロッドなんてあなたそんな野暮なもの





あれれ、なぜか車にはフライロッドが2本
ああ、前につりにいったときに使ったのをそのままにしておいたんだな。(さっき積んだんじゃないか)
この前はいつ釣りにいったんだっけ?(1週間前です)

まあ、せっかく積んであったんだから1本持って歩いてみようか・・・


なーんてことはありません。


先週はやっとできあがった自作ロッドの入魂こそなんとか完了したものの、入魂の1匹だけに終わるというなんとも情けない結果にこの1週間というもの釣欲は増すばかり。

やる気満々でY川に到着しました。

釣りはじめてすぐ
「こんにちは」と声をかけられたのは、
Sさんでした。

お久しぶりです。
今日は奥様とお嬢ちゃんを連れて川辺を散策がてら、Sさんは鯉をねらいにこられたのだそうです。

さっそく「こないだ作ったロッドなんです。」と自作ロッドを振ってみてもらいました。

「最近のロッドは軽いものが多いけど、これくらいの重さがあったほうがいいですね」と微妙な評価。

今日は#2ラインを乗せていたので、たしかにもったり感があってラインは伸びるんだけどどんなもんかなと思っていただけに、鋭いご指摘はさすがでした。

Sさんが試投していると、2度3度とバイトしてきます。

私が替って投げてみるとなかなかでてきませんが、数投めでバシャっときましたが、フッキングせず。

「今のけっこうよかったよね」


しばしのおしゃべりのあと、上流へ向かわれるSさんご一家を見送り、釣りを再開しますが、一度いい当たりがあったきり鳴かず飛ばず。

ウエットフライにも反応なし。
うーん、Y川はいよいよ修行入りのようです。

修行に付き合う気は忍耐力はないので、K川へと移動。





車を置いてからしばらく歩いたこのあたりは生命反応まるでなし、K川も修行入り?


来た道をまたとぼとぼと歩きながら、ところどころで竿を出してみようかとも思いますが釣れそうな気がしないので、もうここしかないかとO川へと向かうことにします。





川を覗くと鴨と鯉がなかよく泳いでいます。
のどかだな。

川辺をそぞろ歩いているとポカポカと体も温まり、おしりのポケットに入れたハクキンカイロが暑いくらい。

しかし、O川に着いたころ、西のほうの空がなにやら怪しい雲行きに





雲が出て気温が下がると活性も落ちそうだし、こりゃ早いとこ釣って帰ろう、とそそくさとロッドにラインを通します。

今度は#1ライン、やっぱり#1のほうが軽快にロッドが振れるようです。







久しぶりのO川で、使い慣れていないロッドなので、水草にフライがひっかかってやっかいですが、ほどなくしてやっと本日の1匹目がかかってくれました。





これも久しぶりのカワムツ。

ロッドを曲げてくれるようなサイズじゃないですが、自作ロッドでの2匹目の魚ですからね、大事にネットイン。


見ているとところどころで、魚がピシャピシャと跳ねています。
ライズなんてものじゃなくて、飛び跳ねています。

O川のこの生命感、すごいです。

ただし、サイズは小さいですから、フライでヒットさせるのはむずかしいですけど・・・






それでもこれだけ魚がいればこちらのやる気も増してきて、何匹かのカワムツとオイカワをヒットさせることができました。










フライのストックがまるでないので水草にひっかかるたびにひやひやものではずしにいきますが、ついにロスト。

空もすっかり雲に覆われ気温も下がってきたのでロッドをたたむことにしました。


最後の1匹はぷっくりとしたオイカワでした。








川辺逍遥なんぞという文学的な表現とは程遠い、ヒップウエーダー姿でよたよたと川辺を歩いた1日でした。







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