昨年末から作り始めたロッドがついに完成しました。
6'6" #1、 5ピースのオイカワ用フライロッドです。
ブランクは安価な渓流竿がベース。
携帯性を考えて5ピース仕立てにして、つなぎ部分は別のロッド2本からパーツ取りしたオーバーフェルールになっています。
ベースの渓流竿は3本継ぎの振り出し構造でしたが、これをまず段差のない1本のブランクにするために他の2本のロッドからテーパーをそろえてパーツを切り出し、印籠継ぎでつないであります。
それを5つのピースにカットして、先の2本のロッドからさらにフェルールになる部分を切り出してつないであります。
スネークガイドは虫ピンを使って自作。
コルクグリップとリールシート、リールシートの金具も自分で作りました。
トップガイドとストリッピングガイドだけは既製品です。
写真のロッドバッグはカミサンに頼んで、オーダー料金1000円にて作ってもらいました。
年末から到着を待っていたトップガイドとストリッピングガイド
ストリッピングガイドは見栄え的に重要なパーツなので、ちょっとおしゃれに赤のリング入り。
これまで紹介していなかったパーツとしてはリールシートの金具
アルミパイプをパイプカッターでカットしただけのものですが、まるで専用のパーツのようにおさまっています。
底の部分はアルミパイプの内径に合わせたワッシャー、穴は内側からプラ板を貼って黒く塗ってみました。
オリジナルビルドのオイカワロッド第1号です。
そして本日、入魂をめざしてY川に出撃。
特製ロッドバッグからロッドピースを抜き出してつないでいくときの気分がなんともいえません。
さあいよいよ入魂釣行のスタートですが、この冬一番とかの寒波で寒い寒い。
少し強めの北風が吹きぬけるなか、なんとか1匹でも釣れてほしいところです。
ラインを伸ばしながらのロッドを振り、3回目でポイントにフライを流すと
フライをめざして浮上するオイカワの姿がはっきり見えて
なんと1投目のヒットです。
大きくはありませんが、まずまずのオイカワ。
秒殺入魂でした。
1投目からドライでヒットときては、今日は余裕でツ抜けできそう、などと思わずニンマリしてしまいます。
しかし、毎度のことながら世の中そんなに甘くはなくて、その後はいっこうに反応皆無。
強風というほどの風じゃないのですが、この時期、少しでも風があると出てきてくれないんですよね。
ドライはあきらめて、ウエットに結び替えて折り返し
前回の実績ポイントでゴンといい当たり
しかし乗りません。
そしてまたグンという当たり
またすっぽ抜けたか
ググッときて、ふっと軽くなり
ゴッときて飛沫まであがったけど
コツンという当たり、今度こそ・・・・
なんとことごとくフッキングできません
ウエットフライだとこれまでほとんどフッキングミスなんてなくて、フッキング率はおそらく8割以上だったはずなんですが
ロッドのせい?
いやいや充分にやわらかい竿なので、オイカワの当たりをはじくようなことはないはず。
やはり寒さでフライを追いきれないのではないか?
明日はまた今日よりもっと寒くなり、冷たい雨か雪になるそうです。
Y川も修行の時期に一歩ずつ近づいているようです。
というわけで、自作ロッドの入魂こそ秒殺で完了したものの、あとは丸ボウズの釣行となってしまいました。
奇跡の入魂に付き合ってくれたオイカワに敬意を表してもう1枚。
あんまり釣れないので
Green Cherokeeさんおすすめのクレソンを摘んで帰り、ベーコンとたっぷりのニンニクといためていただきました。
美味でした。
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